1月1日からスタートする冬の移籍マーケット。今季もおそらく大きな取引が行われるものと思われている。
今回は、『GiveMeSport』から「プレミアリーグの歴史上、冬の移籍で最も高額な取引がされた選手たち」をご紹介する。
フェラン・トーレス
移籍元:マンチェスター・シティ
移籍先:バルセロナ
移籍金:5500万ポンド(およそ99.44億円)
2020年の夏にマンチェスター・シティが獲得したフェラン・トーレス。バレンシアには2000万ポンドが支払われたが、わずか1年半後にバルセロナから5500万ポンドものオファーが舞い込んできた。イングランドで決して絶対的ではなかった彼が3倍近くの額に化けている。
ブルーノ・フェルナンデス
移籍元:スポルティングCP
移籍先:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:5500万ポンド(およそ99.44億円)
マンチェスター・ユナイテッドの歴史上でも屈指の司令塔といえるブルーノ・フェルナンデス。2020年1月に5500万ポンドを投じて獲得した彼は、オレ・グンナー・スールシャール監督が率いるチームを活性化し「FCブルーノ・フェルナンデス」と呼ばれるほどの影響力を見せた。
ピエール=エメリク・オーバメヤング
移籍元:ボルシア・ドルトムント
移籍先:アーセナル
移籍金:5600万ポンド(およそ101.25億円)
実はアーセン・ヴェンゲル監督最後の契約でもあるオーバメヤング。アレクシス・サンチェスがマンチェスター・ユナイテッドに放出されたあと、ドルトムントから5600万ポンドで獲得された。最初の1試合で10ゴールを決めるなど、当初は素晴らしい活躍を見せた。
エメリク・ラポルト
移籍元:アスレティック・ビルバオ
移籍先:マンチェスター・シティ
移籍金:5700万ポンド(およそ103.06億円)
2018年1月、優勝に向けてひた走っていたマンチェスター・シティは、より質の高いチームを求めて5700万ポンドを投資。アスレティック・ビルバオから左利きのCBエメリク・ラポルトを獲得した。彼は2シーズンの間主力として活躍したが、その後出場機会を失ったことから今季アル・ナスルへ移籍している。
クリスティアン・プリシッチ
移籍元:ボルシア・ドルトムント
移籍先:チェルシー
移籍金:5800万ポンド(およそ104.86億円)
2019年に補強禁止処分を受けそうになっていたチェルシー。それを前にした1月にクリスティアン・プリシッチと契約していたことはとても重要だった。ボルシア・ドルトムントに半年レンタルされていたが、夏に「補強禁止処分を受けたチェルシー」に加入できた。最初のシーズンでは34試合11ゴール10アシストと活躍。
オスカル
移籍元:チェルシー
移籍先:上海上港(現:上海海港)
移籍金:6000万ポンド(およそ108.48億円)
2012年、インテルナシオナウから20歳の才能ある攻撃的MFとして加入したオスカル。プレミアリーグ屈指の若手と評価を受けたものの、2017年1月に中国からの巨額のオファーを受けて移籍した。ブラジル代表でのキャリアは終わってしまったものの、中国で彼は充実したシーズンを過ごした。
ミハイロ・ムドリク
移籍元:シャフタール
移籍先:チェルシー
移籍金:6200万ポンド(およそ112.1億円)
新たなオーナーとなったトッド・ボーリー氏の下で巨額の投資を行ったチェルシー。2022年夏には10億ポンドを費やしていたが、1月のマーケットでもムドリクを獲得するために6200万ポンドを投じていた。
フィルヒル・ファン・ダイク
移籍元:サウサンプトン
移籍先:リヴァプール
移籍金:7500万ポンド(およそ135.6億円)
ユルゲン・クロップ監督が行った最大のターニングポイントだろう。サウサンプトンで活躍していたCBのファン・ダイクを、7500万ポンドもの移籍金で獲得した。彼に加えてアリソンとファビーニョが加わって、リヴァプールは世界屈指の守備陣を形成できるようになった。
エンソ・フェルナンデス
移籍元:ベンフィカ
移籍先:チェルシー
移籍金:1億500万ポンド(およそ189.84億円)
トッド・ボーリー体制のチェルシーで最も高額な契約となっているエンソ・フェルナンデス。2022年のワールドカップで大活躍したアルゼンチンの天才MFは、現在でもイングランドのクラブが買った最高額の選手である。
フィリペ・コウチーニョ
移籍元:リヴァプール
移籍先:バルセロナ
移籍金:1億500万ポンド(およそ189.84億円)
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逆にプレミアリーグのクラブが売った最高額の選手がフィリペ・コウチーニョだ。2013年にインテルからわずか850万ポンドでやってきたブラジル人MFは、1億500万ポンド+ボーナス最大3700万ポンドというとてつもない額でバルセロナに買われていった。