【台湾】総統選支持率、頼氏と侯氏の差広がる=美麗島[政治]

台湾のニュースサイト「美麗島電子報」が26日発表した2024年1月の台湾総統選の世論調査結果で、与党、民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統と蕭美琴氏のペアの支持率は38.9%で首位だった。2位は最大野党、国民党候補の侯友宜・新北市長と趙少康氏のペアで29.4%。頼氏と侯氏の差は9.5ポイントと、前回調査の4.9ポイントから拡大した。野党の台湾民衆党候補の柯文哲・前台北市長と呉欣盈氏のペアは17.2%で3位だった。

調査は12月21、22、25日に電話で実施。20歳以上の1,349人から有効回答を得た。「投票しない/無効票を投じる」は3.1%、「まだ明確な回答はない」は11.3%だった。

支持率を前回の調査(12月20~22日実施)と比べると、頼氏は1.4ポイント上昇した。侯氏は3.2ポイント下げ、柯氏は0.9ポイント上げた。頼氏と侯氏の差は4.6ポイント拡大した。

支持率を年齢別にみると、頼氏は20~29歳、30~39歳、40~49歳、60~69歳、70歳以上で最も支持を集めた。侯氏は50~59歳で支持率が1位だった。柯氏は20~29歳と30~39歳で2位だった。

地域別では、頼氏は「新北市」「台中・彰化・南投」「雲林・嘉義・台南」「高雄・屏東」「基隆・宜蘭・花蓮・台東・澎湖・金門・馬祖」で支持率が首位だった。侯氏は「台北市」「桃園・新竹・苗栗」でトップだった。柯氏は全ての地域で3位だった。

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