石動2年連続決勝へ 全国高校選抜ホッケー女子

準決勝で先制点を決めて喜ぶ石動の選手=東京都の大井ホッケー競技場

  ●27日、丹生に雪辱期す

 第55回全国高校選抜ホッケー大会第4日は26日、東京都の大井ホッケー競技場で男女の準決勝が行われ、女子で石動が伊吹(滋賀)を1―0で下し、2年連続で決勝に勝ち進んだ。石動は8年ぶり5度目の優勝を懸けて27日、北信越のライバルで前回女王の丹生(福井)と対戦する。

 石動は第2クオーターでペナルティーコーナー(PC)を獲得すると、MF前田明海(あみ)(2年)がこぼれ球を押し込んで先制した。後半は拮抗(きっこう)した展開が続き、終盤は相手の圧力に耐えて無失点でしのいだ。

 「全員で守って全員で攻められた」と安どの笑みを浮かべた松井杏主将(3年)。西永毅監督は「緊張感を持った試合ができた。あすにつながるゲームとなった」と頂点を見据えた。

 決勝で争う丹生は前回大会の決勝で苦杯をなめさせられ、さらに今年のインターハイ、国体、選抜の各北信越予選でいずれも敗れた相手である。松井主将は「たくさん悔しい思いをした。悔しさを晴らせるように、チーム全員で勝ちきる」と意気込んだ。

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