フェルスタッペン、F1カレンダー入りを望むサーキットにムジェロを挙げる。市街地コースの増加には不満

 レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、将来F1カレンダーに加わってほしいサーキットとして、イタリアのムジェロ・サーキットを挙げた。

 トスカーナ州に位置するムジェロ・サーキットは、高速ストレート、タイトなコーナー、高低差が大きいことが特徴の、勇気と正確さが求められるトラックだ。

 ムジェロは長年、MotoGPのイタリアGPの開催地を務めているが、2020年には新型コロナウイルス感染症の世界的流行によりF1カレンダーが変更されるなかで、トスカーナGPを開催した。

2020年F1第9戦トスカーナGP スターティンググリッド

 フェルスタッペンは、ポッドキャスト『Talking Bull』において、F1カレンダーに加えたいサーキットを聞かれ、「僕にとってはムジェロだね」と答えた。

「(その理由は)トラックレイアウトだ。高速コーナーが多くて、F1マシンで走っていると最高の気分になる」

 フェルスタッペンはストリートサーキットよりも、伝統的な常設サーキットを好むと公言している。近年、F1カレンダーにストリートサーキットでのレースの割合が増えつつあることについて、フェルスタッペンは、F1 CEOステファノ・ドメニカリに対して話をしたという。

2023年F1第7戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

「僕にとっては、本物のサーキットの方が走っていて楽しい」とフェルスタッペンは、『The Telegraph』に語った。

「ストリートサーキットに関して、それぞれ意見があると思う。でも結局のところ、ストリートサーキットは、F1のための場所ではない」

「ステファノに話をした。本物のレースを維持することについて、ドライバーが彼らに話をするのはとても大事なことだ。屋外のショーであることがすべてではない。スポーツそのものに集中すべきなんだ」

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