架空の料金請求で現金650万円をだまし取られたとして、新潟県長岡市の60代男性が12月26日、長岡署に届け出た。長岡署は特殊詐欺事件とみて調べている。
長岡署によると12月15日、男性の携帯電話に実在する通信会社を名乗るショートメールが届いた。男性が記載された電話番号にかけると、男から「アダルトサイトの未納料金がある」と言われ、その後も警視庁を名乗る男らから「携帯電話がウイルスに感染し他の人にも被害が出ている」などの電話があった。
男性は12月26日までに長岡市内のATMから、15回にわたって計650万円を指定された個人名義の口座に振り込んだ。
男性が26日、長岡市内の金融機関の窓口で振り込もうとしたところ、職員に止められて被害に気づいた。