ドジャースが引き続きテオスカー・ヘルナンデス獲得に興味を示す

野球リポーターのフランシス・ロメロ記者が報じたところによると、ドジャースは引き続きテオスカー・ヘルナンデスの動向をチェックしているという。オフシーズンが始まったばかりのころ、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨ記者はドジャースがヘルナンデスに興味を示していることを報じていたが、現在も補強リストから排除されていないようだ。ただし、ロメロ記者は「ヘルナンデス獲得の最有力候補ではない」としており、実際にドジャースが獲得する可能性は低いとみられる。

今オフのドジャースは積極的な補強を見せており、大谷翔平を10年7億ドル、山本由伸を12年3億2500万ドルという超大型契約で獲得。レイズとの2対2のトレードも成立させ、タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴを獲得したあと、グラスノーとは5年契約を結んだ。また、自軍からFAとなったジェイソン・ヘイワードとも1年契約で再契約を結んでいる。

マーゴを獲得し、ヘイワードと再契約したことにより、現時点ではドジャースの外野は左翼にクリス・テイラー、中堅にジェームス・アウトマンが入り、右翼はマーゴ(右打者)とヘイワード(左打者)のプラトーン起用が予想されている。ヘルナンデスを左翼のレギュラーとして獲得し、テイラーをユーティリティ的な役割に戻す可能性もあるが、無理にヘルナンデスを獲得する必要がないというのが実情だ。

なお、ヘルナンデスに対しては、レッドソックスとエンゼルスも興味を示していることが報じられている。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、ヘルナンデスをFA選手ランキングの12位とし、契約規模を4年8000万ドルと予想。オールスター・ゲーム選出1度、シルバースラッガー賞2度の実績を持ち、今季はマリナーズで26本塁打、93打点を記録したヘルナンデスだが、獲得に必要な金額や現在のチーム状況を考えると、実際にドジャースが獲得する可能性は低いと言えそうだ。

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