「また帰ってきて」電柱に作られたコウノトリの巣を保存へ 香川・まんのう町

香川県まんのう町は、2023年5月にコウノトリのひなが誕生し巣立った電柱と巣を保存し、今後も繁殖場所として残していきたいとしています。

2023年5月に国の特別天然記念物「コウノトリ」のひなが町内の電柱の上作られた巣で誕生、町によると香川県内でひなが生まれたのは初めてで、町は巣に近づかないよう呼び掛けるなど成長を見守ってきました。そうした中、ひなは7月に巣立ちました。

町によると、コウノトリは自分が生まれた場所に帰って卵を産む習性があることから、コウノトリの繁殖場所としてこの電柱と巣を保存することに。

町は保存のために電柱から電線を切り離したり、巣の落下を防ぐために巣を下から支える金属製の部品を取り付けたりする方針で、工事費用はおよそ150万円です。工事費用を盛り込んだ予算案は12月22日に閉会した12月定例町議会で可決されたということです。

保存のための工事は2024年1月をめどに行われる予定です。

© 株式会社瀬戸内海放送