自民党の安倍派の政治資金パーティーをめぐり、東京地検特捜部は、池田佳隆衆院議員の名古屋の事務所にも到着しました。このあと家宅捜索に入るものとみられます。
政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部の係官が家宅捜索にきたのは、池田議員の東京の事務所と名古屋市天白区の事務所です。
天白区の事務所には午前10時50分ごろ、東京地検特捜部の係官が到着しました。池田議員は所属する安倍派のパーティー券を販売した際に、過去5年間で4000万円を超えるキックバックを受けとったとされています。
池田議員は裏金疑惑を報じられてから国会を欠席するなど公に姿を見せていません。東京地検特捜部は池田議員の秘書などの聴取を進めているとみられますが今後、捜査を本格化させる見込みです。
東京地検特捜部は東京事務所に家宅捜索し、名古屋の事務所には午前10時50分ごろに到着しましたが、事務所に人がいないため2時間以上中に入れない状況が続いていました。
その後、午後1時過ぎに関係者が鍵をあけ、家宅捜索に入りました。
池田議員の「雲隠れ」とも言える状況について地元の同僚議員や有権者からも説明責任を果たすべきなど厳しい声が出ています。
