Rソックスが今永昇太の獲得を狙う スネルなどの大物獲得は回避か

今オフのレッドソックスは投手補強が急務であるにもかかわらず、ここまではクーパー・クリスウェルと1年100万ドルの契約を結んだだけ。しかし、山本由伸の争奪戦が決着するのを待っていたFA選手も多く、まだ移籍市場には多くの好投手が残っている。これはレッドソックスにとって明るい材料と言えるだろう。そんななか、地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者がレッドソックスの補強プランを報じており、トップクラスの大物よりも今永昇太のような「次のランク」の選手に狙いを定めているようだ。

山本争奪戦にも加わっていたとみられるレッドソックスだが、崩壊した先発ローテーションの立て直しのためには、実績のある先発投手を複数獲得することが必要であり、山本だけに大金を投じることを回避。まだ移籍市場にはブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーといった大物が残っており、レッドソックスがこれらの選手の争奪戦から手を引いたことを示唆するような情報は出ていないものの、スパイアー記者は「レッドソックスはネクスト・ティアー(=トップクラスの次)のFA選手たちと交渉しているようだ」とリポートしている。

レッドソックスが交渉しているとみられる選手として具体的な名前が挙がっているのは、右腕ルーカス・ジオリト、強打者テオスカー・ヘルナンデス、そして今永の3人。今永には山本獲得を逃した複数のチームから「プランB」として関心が寄せられており、激しい争奪戦になることが予想されている。スパイアー記者によると、今永は年明けすぐに渡米し、関心を持つチームと面会する予定のようだ。なお、ポスティング制度による45日間の交渉期間は日本時間1月12日までとなっている。

今永にはレッドソックスのほか、ジャイアンツ、カブス、ヤンキースなどが興味を示しているとみられる。大谷翔平と山本を獲得したドジャースは、まだ先発補強を完了しておらず、先発左腕が不足しているチーム状況を考えると、今永獲得に乗り出す可能性もありそうだ。総額1億ドル前後の契約になることも予想されており、今永争奪戦の今後の動向が注目される。

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