生活困窮者を対象にカレーライスを無料で提供する支援事業が2024年1月中旬から千葉県市川市で始まるのを前に12月27日、地元の女子大学生が考案したレシピの試食会が行われました。
市川市では、市民の格差を少しでも無くそうと、生活困窮者を対象にカレーライスを無料で提供する支援事業を1月中旬から始めます。
事業名は、「市川市のカレー」を省略して「いちカレ」と名付けられ、市が指定する飲食店で提供されます。
レシピを考案したのは、市内にキャンパスのある和洋女子大学の家政学部の学生らで、試食会には市川市の田中甲市長や事業に協賛する金融機関などの代表者らが参加しました。
試食会には3つのレシピが候補として出され、それぞれのこだわりや工夫が説明されました。
参加者らは入念に味をチェックし、投票で、房州ひじきや食物繊維が豊富なごぼうを使った「噛んで元気に♪腸活カレー」の採用が決まりました。
田中市長は、「温かく栄養のあるカレーを生活の苦しい人に味わってほしい」と話しています。
レシピを考案した大学生
「房州ひじきを使うことで地産地消をイメージした、ごぼうをあらみじん切りにすることで風味を残したカレーになっている。生活困窮者をはじめとした皆さんが、安心して過ごせる市川市の街づくりに貢献できたらうれしい」