黒田清子さん 都心住宅価格の高騰で“購入時の倍以上”!夫婦で住むマンションが“2億円越え”物件に

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2023年は、“物価高”が大きく国民生活を圧迫した一年だった。なかでも、東京23区の上半期新築マンションの平均価格が、初めて1億円を突破したことは、不動産業界のみならず、多くの人々に衝撃が広がったことだろう。

日本と同様に物価の高騰が続いているというニューヨークで暮らす“元内親王”である眞子さんと小室圭さんの暮らしぶりにはいまも注目が集まるが、眞子さんと同じように結婚によって内親王から一般の国民となった、黒田清子さんと慶樹さん夫妻の生活は、どうなっているのだろうか。宮内庁関係者はこう話す。

「皇室の財務や財政のことを定める皇室経済法には、“皇族であった者としての品位保持の資に充てるため”として、女性皇族が結婚によって皇室を離れる際に“一時金”が支給されることになっています。結婚に伴う数々の騒動のため、辞退せざるをえなかった眞子さんと異なり、黒田清子さんが結婚した際には、1億5250万円が支給されました。

皇室の方々は、その立場にいる限り公的な活動に専念されなければならず、もとより不動産などの私有財産はなく、民間で働くための職業的なスキルを磨く時間もほとんどないまま、結婚によっていきなり一般国民と同じ立場となります。

そうしたことからも、一時金は“決して高い額ではない”と、宮内庁は以前から説明してきました。清子さんの場合は支給された一時金の一部を、結婚の翌年にマンションの購入費用に充てていたようです」

黒田さん夫妻が結婚したのは2005年11月。購入したのは、母校の学習院大学にほど近い閑静な住宅街にたたずむ高級マンションだった。天皇陛下の長女(当時)という立場もあり、セキュリティが万全な住居を選ぶ必要があったようだ。

「黒田さん夫妻は、2006年2月に建設されたマンションをその年の4月に購入しています。大手デベロッパーが手がけた建物だけあって、外観の瀟洒なデザインもさることながら、セキュリティは大使館並み。各所に赤外線センサーや監視カメラがあり、黒田さん夫妻が入居してからしばらくは、警察官が常時警戒にあたっていました。

やはり、両陛下や上皇ご夫妻はじめ皇族の皆さまが全幅のご信頼を寄せられる清子さんのお住まいとしては、身辺の安全が何より優先されなくてはならないという事情があったわけです。

黒田さん夫妻が購入した部屋はメゾネットタイプで、広さはおよそ110平方メートル。その値段は、当時1億2千万円前後と報じられていました。頭金として清子さんが8000万円、慶樹さんは1000万円を負担し、残った3000万円を東京都職員として働く慶樹さんがローンを組んで支払っていました」(前出・皇室ジャーナリスト)

■下層階の部屋が「2億7800万円」

しかし、都心のマンション価格の高騰で、黒田さん夫妻が購入した当時よりもその価値は“2倍以上”になっているという。

「最近、新聞の折り込みチラシに、黒田さん夫妻が住んでいる棟の下層階の3LDKの部屋の販売概要が入っていました。間取りはちがいますが、広さは同程度の約107平方メートルの物件で、販売価格は2億7800万円。

あのマンションは、築年数が10年以上経っているのに、この地域でも一番販売価格が高い“億ション”として知られています。黒田さんが住んでいる部屋は、現在販売中の物件以上の価値になっているはずでしょうね」(近所の住民)

前出の皇室ジャーナリストによると、“億ション”に住んでいても、黒田さん夫妻の慎ましい暮らしぶりは変わっていないという。

「いまでも、清子さんは近所の格安スーパーで買い物されていると聞いています。新婚当時は、特売品を選んで買っていく様子などを報じられてこともありました。また、夫の慶樹さんは、東京都庁での仕事が遅くなったときなどには、ひとりで新宿の定食屋やトンカツ店に寄って食事していたそうです。

堅実に暮らしてきた甲斐があってか、2021年に慶樹さんはローンを完済。今年からは東京都の外郭団体に出向し、朝早くから都内西部の職場に出かけていくと聞きます。清子さんも、伊勢神宮祭主として東京と三重県伊勢市を往復することが多い時期もあり、なかなか多忙なようです。夫婦ともにこうした暮らしぶりを貫いているのは、“皇室に迷惑をかけない”という姿勢を徹底しているからなのでしょう」

皇室の方々がご信頼を寄せてやまない黒田さん夫妻。その“堅実さ”は、住まいが“倍以上”の資産価値になっていても、変わることはないのだろう。

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