12月30日「上田晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界2023”」放送

BSテレ東で12⽉30⽇(⼟)夜8時54分から、特別番組「上⽥晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”」を放送する。
MCにバンクシーに興味津々という上⽥晋也を迎え、神出⻤没の覆⾯アーティスト・バンクシーの作品に込められたメッセージを読み解きながら、2023年の世界をアートの視点で振り返る。そしてロンドン在住歴のあるエッセイスト・内⽥也哉⼦がバンクシーの作品が残る場所を訪ね、バンクシーを直接知る⼈々に出会いながら真の姿に迫る。

さらに最新のパレスチナ情勢、ウクライナ情勢もバンクシーの作品から読み解く。

全編を超⾼精細な4K映像でお届け。
また、スタジオ部分はバーチャルプロダクション(背景映像の仮想空間と実際の被写体を同時に撮影し合成する画像処理技術の総称)収録を採⽤。臨場感のある映像表現を実現した。

≪出演者コメント≫
■MC:上⽥晋也
Q 収録を終えての感想をお聞かせください
改めて「バンクシーは深いな」と思いました。番組の冒頭でも⾔ったのですが、そんなに軽々に「好き」って⾔えない。好きだけで終わらせちゃいけないと勝⼿に思っているんです。それを毎回バンクシー作品に突きつけられる感じがして、より深く感じたし、僕も考えなきゃいけないなと反省の2時間半でした。視聴者の皆さんもこの年の瀬に、なんで12⽉30⽇に反省させられなきゃいけないのかと思うかもしれませんが(笑)、⼤事なことですからね。

Q 上⽥さんがこの絵は素敵だなと思ったものは?
今は“花束を投げる”作品(「花束を投げる暴徒」)や、ウクライナに描かれた絵が⼀番考えるべき作品なのだろうと思います。
能天気に⾒ていいのであれば、窓にぶら下がる男の絵(「Well Hung Lover」)が⼀番好きですけど、間男の(笑)。
あそこまでの修羅場はなかなかないでしょうけど、ほんの少しかすっていることはあると思いますから(笑)。そういう意味では能天気に「わかる、わかる」となります。

Q バンクシーの表現の中で「⼈を傷つける、傷つけない」などの線引きの話がありました。上⽥さんがお笑いやトークで表現する上で気をつけていることはありますか?
あくまで僕の考えですが、ツッコミって哲学の押し付けみたいなところがあるんです。「バカやろう」「お前が間違えている」って、本当は相⼿を受け⼊れなきゃいけないんだけど、相⼿を全否定するようなところが。そうなると今のご時世だと「押し付けがましい」「パワハラだ」となってしまう。別に⾒下していないのに、便宜上「お前〜」って⾔い⽅をするのが今は⾔いづらいな、と感じることはあります。ツッコミの⼈間は特に⽣きづらい世の中になっているかな。そのツッコミの⼿法を変えなきゃ、ということかもしれないですが、変えたくない部分に関してはずっと⾔い続けようと思っています。続けていればそのうち「あいつはああいう⼝の聞き⽅だから」と受け⼊れてくれないかなと。ただ、⽅々から怒られたら謝りますが。

Q それでもテレビで表現していきたい?
そうですね。僕、テレビが好きなので。テレビに出たくてこの業界に来たのが⼤きな⽬的だったりしたので。僕ができることは微々たることですが、テレビでの表現の幅がまたどんどん広がっていけばいいなと思います。

Q 最後に、番組の⾒どころをお願いします
「バンクシーは名前しか知らない」「シュレッダーにかけられたのは知っているけれど」くらいの⼈はもちろん、バンクシーにとても興味がある⼈にも幅広く観て頂ける番組だと思います。「そんな意味が隠されていたとは思わなかった」という作品も「実はこんな意味があるんじゃないか」と賢⼈の⽅々が解説してくれるので、問題を⾃分の事として考えるきっかけの⼀つになればいいかなと思います。

◆「上⽥晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”」
2023年12⽉30⽇(⼟)20:54〜23:24
BSテレ東(BS7ch)/ BSテレ東4K(4K⑦ch) 全国無料放送

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