札幌の高1自殺、不適切指導の実例に 道教委作成の教員用手引書

 2013年に札幌市内の道立高1年の男子生徒が吹奏楽部の顧問から叱責(しっせき)を受けた翌日に自殺した問題を巡り、道教委は、指導の問題点を具体的に示す教員用の指導手引書を作成した。ただ、自殺との因果関係や顧問側の法的責任を否定する記述があることから、生徒の遺族は「不適切指導の抑止という目的にそぐわない」と指摘している。

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