全国高校サッカー選手権大会 帰ってきた“青の強豪”市船!中継29日12時~

全国高校サッカー選手権大会 帰ってきた“青の強豪”市船!中継29日12時~

 12月29日に控える第102回全国高校サッカー選手権大会 第1回戦を前に、千葉県代表・市立船橋高校の強さをチバテレが徹底特集します!

 市立船橋高校、通称“市船”の出場は3大会ぶり、24回目。
 全国行きを決めた県大会の決勝スコアは5-1で、4点差以上は1999年以来、24年ぶりとなりました。

 第78回の選手権だった当時、破竹の勢いで全国制覇した市船。
 声援を送っていた部員のひとりが今の指揮官、波多秀吾監督です。

市立船橋高校 波多秀吾 監督
「“個性”があるというのは、すごく大事なところ。(個性が)しっかりと噛みあって力を発揮できる」

 中でも強力な個性を放つのが、青く輝く10番・郡司璃来選手。
 千葉県大会決勝ではハットトリックの活躍、ゴールパフォーマンスでは試合を楽しむ余裕も…。

市立船橋高校 郡司璃来 選手
「(ゴールパフォーマンスは)観客の声援を聞いてやろうと思ってやりました」

 郡司選手は7人きょうだいの末っ子で、県大会決勝では、かつて市船で同じ10番を背負った兄・篤也さんもスタンドから声援を送っていました。

市立船橋高校 郡司璃来 選手
「お兄ちゃんが活躍しているのを見ていたので、自分はそれ以上に活躍してやろうって気持ちで。(兄の)目の前でハットトリックできてよかった」

 一瞬のスピードで相手を置き去りにするストライカーが狙うのは、選手権の頂点です。

市立船橋高校 郡司璃来 選手
「市船のエースということで、毎試合点を決めて、チームを日本一にしたいと思います」

 また、頂点を目指す中でひときわ熱い闘志を燃やしているのが、その左足で熱くチームを束ねるキャプテン・太田隼剛選手。

 太田選手には自身に大きな影響を与えた忘れられない試合がありました。

 11年前の第90回全国高校サッカー選手権大会 決勝で、浅野拓磨選手が擁する強豪・四日市中央工業を相手に、市船は逆転優勝!

 その光景を目にした太田選手は、全国を制覇した“青の強豪”に憧れを抱くようになりました。

市立船橋高校 太田隼剛 キャプテン
「『あの青いチーム、本当にかっこいいな』と。国立競技場に見に行って、すごい心に残っていて…。『あれが“市船”なんだ』『このチームに入ってサッカーしたい』という思いが年を重ねるごとに強くなって」

 豊富な運動量、正確無比な左足…主役の座は郡司選手にも渡しません。

市立船橋高校 太田隼剛 キャプテン
「得点王をとれるぐらい、個人としてもしっかり目立てるように。狙うは優勝なので新たな歴史を刻めるよう、頑張りたいと思います」

 そして、このチームの主役はメンバー入りした選手だけではありません。

 3年生の神馬颯介は、選手権、県大会のメンバー入りが有力だったものの、メンバー発表当日の練習で骨折の大けがを負ってしまいました。

 無念さを感じたものの、すぐに荷物の片づけなどのサポート業務に回ったといいます。

市立船橋高校 神馬颯介 選手
「正直、悔しい気持ちでいっぱいです。でも3年間このチームでやってきたから、このチームのためにラスト何ができるのかというのが自分に試されていると思うので。頑張っていきたいと思います」

 “チーム全員がともに全力で、勝利のためにそれぞれの個性を発揮する”。
 それが2023年の市立船橋高校、選手権に帰ってきた“青の強豪”です。

市立船橋高校 波多秀吾 監督
「高校サッカー界の中の“市船”の存在価値をしっかり証明していきたい」

 もちろん、チバテレでも第1回戦【市立船橋(千葉) vs 高川学園(山口)】の様子は生中継します。

 12月29日のアツい試合は市立船橋高校が選手権を“青く染める”!
 12時からチバテレにチャンネルを合わせるのをお忘れなく♪

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