美咲・柵原の閉校3校舎と惜別を 地元有志が1月2、3日に催し

閉校記念イベント当日に各校に掲げる看板

 義務教育学校「美咲町立柵原学園」(岡山県美咲町書副)の来年4月開校に伴い、統合される柵原中(同町下谷)、柵原西小(同町小瀬)、柵原東小(同町行信)の閉校記念イベントが1月2、3の両日、各校で開かれる。卒業生や地域住民に思い出の校舎を開放し、別れを惜しんでもらう。

 地元住民や3校の教員でつくる柵原中学校区閉校準備委員会が開催。どの学校も文集やアルバムを一堂に集めて展示する。机と椅子を約20席分並べた模擬教室や、これまでの学校行事を収めた映像を上映する教室、黒板に思い出や学校へのメッセージを書き込めるようにした教室がある。

 柵原中と柵原西小は在籍する生徒児童が展示を手がける。学校の歴史や地域の魅力を伝える写真と動画、クイズなどで楽しませる。

 2日は午後1時~4時、3日は午前9時~正午。当日は各校でイベントを紹介した案内図を配る。清水麻衣委員長(41)=同町=は「閉校前に母校を訪れ、子どもの時を思い出して懐かしんでほしい」と話している。

© 株式会社山陽新聞社