Vol․1 ― ONE PACT、ついにデビュー!初来日のステージは「みなさんから力をもらいました」

ONE PACTの魅力「1つには留まらないところ」

――皆さんはオーディション番組「BOYS PLANET」で出会ったメンバーですが、ONE PACTを結成することになった経緯について教えてください。

JONG WOO:「BOYS PLANET」の頃からメンバーのいいところを近くで見ていましたし、番組が終わってから1人ひとりのことを考えて、一番いいシナジー効果が生まれそうだなと思ってこのメンバーを選びました。TAGは、実力はもとよりプロデュース能力が素晴らしいですし、JAYはボーカル、YE DAMはダンス、SEONG MINはすべてにおいて卒がないこととフィジカル的な魅力、そして性格的にみんなを支えてくれるだろうというところを期待しています。

――オーディション番組で初めて出会ったときの印象と、今とでは印象は変わりましたか? 第一印象と、今の印象をそれぞれ教えてください。

YE DAM:SEONG MIN兄さんは初めて会った時はおとなしい人なのかなと思ったんですけど、一緒に過ごしているうちにおとなしい人ではないと確信しました。面白い人だけど、小言が多いです(笑)。「YE DAMはかわいいねえ」と言っておいて、「でも部屋は片付けてね」って続くんですよ。ONE PACTのオンマ(お母さん)です。

SEONG MIN:小言は愛情の裏返しだから!

JONG WOO

JAY CHANG:JONG WOO兄さんは、はじめはすごく怖かったんですよ。なんか急に叫びだしそうとか思っていたんですけど、仲良くなったらすごくやさしくて、いつも面倒を見てくれます。

JONG WOO:むしろ今はJAYのほうが毎日叫んでるよね(笑)。僕はよく見た目と性格が違うって言われるんですよ。JAYは、最初はジェントルでやわらかい性格なのかと思いきや、実は真逆でしたね。本当に正反対だった!

JAY CHANG:はい、僕はジェントルではありません(笑)。

TAG:YE DAMは無口でなんでもルールを守ってきちんとやる子なのかなと思いきや、今ではマンネ(末っ子)感バリバリです(笑)。

JONG WOO:みんなの言うこと聞かないし……。

YE DAM

TAG:言うことは本当に聞かない! でも、かわいいんですよね。まだ幼くて、たまにとぼけていて、ステージ上で緊張を隠せずにいるところもかわいいです。

YE DAM:言うこと聞かないって言われたけど、それは認めます(苦笑)。でもそれをTAG兄さんに言われるのはちょっと……。TAG兄さんと初めて会ったのはONE PACTになる直前だったんですけど、少しぶっきらぼうに見えて、面白みはなさそうに感じていたけど、実際に仲良くなったらすごく面白い兄さんでした。

JONG WOO:よくしゃべるし。

TAG:僕はシックで落ち着いた男ですよ。冗談です(笑)。ただ、普段からテンションの上がり下がりが激しくて、めちゃくちゃ元気な時は飛び回ってるし、違う時は沈んでます。

TAG

――あらためてONE PACTというグループになって感じる自分たちの魅力について教えてください。

JAY CHANG:ONE PACTの魅力は、一言では言い表せないですね。

TAG:いろんな魅力があることが魅力、ということだね。

JAY CHANG:ONE PACTが結成された当初、みなさんはきっとこのグループは完全にかっこいいスタイル、クールなスタイルのグループだと思ったと思うんですよ。それももちろん合ってるんですけど、僕たちはそれだけじゃなくて、面白いところもあるし、かわいい曲も似合うし、1つの魅力では留まらないところが魅力です。

初の来日イベント開催「YE DAMが緊張しすぎて…」

――インタビュー前日には日本で初めてのイベントも開催されましたが、いかがでしたか? 日本のステージに立った感想を教えてください。

YE DAM:実は、僕は少し緊張してしまいました。普段は全然緊張しないほうなんですけど、あんなにたくさんの人の前で公演するのは初めてで、自分の歌、自分のグループと一緒にパフォーマンスするのは初めてだったので、いつも以上にがんばらないと、と気負ってしまったのかもしれません。しかも初めての海外公演だったのもあって、気合いが入りました。

JAY CHANG:TAGは日本自体初めてだったよね?

TAG:そうですね。来る前から期待が大きかったんですが、期待していた以上にたくさんのファンの方が来てくれて、一緒に楽しんでくれて、僕も楽しかったです。一生懸命準備したステージを僕たちも楽しむことができて、来てくれたみなさんにすごく感謝しています。

SEONG MIN

SEONG MIN:ONE PACTとしてデビューする前からそれぞれ活動していたメンバーもいるので、僕たちのデビューを長い間待っていてくださったファンの方も多かったと思うんですけど、こうして僕たちがアイドルとしてステージに立つ姿を見て力をもらったと言ってくださる方がいて、僕たちこそとても力をもらいましたし、これからももっとステージに立ちたいと思いました。

――イベントで印象に残った出来事はありましたか?

SEONG MIN:僕が以前にデビューした時はコロナ禍で、実際にデビューしたという感慨はあまりなかったんですが、こうしてONE PACTとしてステージに立つことができて、本当にたくさんの方が来てくれて、緊張もしましたが、そんなたくさんの人の前に立つとすごくときめいて、心臓が飛び出すかと思いました。でも、それこそ僕がこの職業を選んだ理由なんだとあらためて感じました。日本語も勉強を続けていて、完璧ではなかったけれどMCもできるだけ日本語を話そうとしましたし、ファンのみなさんとコミュニケーションできたようでうれしかったです。

JAY CHANG

JONG WOO:ファンのみなさんが、メッセージが書かれたボードを掲げてくださったのがすごく感動的でした。あとはYE DAMが緊張しすぎて、ステージの上でもそれが感じられるのがすごくかわいかったです(笑)。でも、これからよくなっていく以外にないですし、後になったら緊張もしなくなっちゃうと思うんですよね。その頃になったらきっと今のYE DAMが恋しくなると思うので、今のうちに思いっきり愛でておこうと思います(笑)。

SEONG MIN:公演の最初に「Hot Stuff」を歌ったんですが、スタンバイしている時からファンのみなさんの歓声が大きく聞こえて、そのおかげでテンションが上がりました。

YE DAM:あの時が一番緊張した!(笑)

SEONG MIN:かわいいマンネ(末っ子)ですよね。

YE DAM:実は2部の公演に僕の両親が来てくれていて、いいところを見せたくて、がんばらなきゃと思って……。両親は、メンバーの兄さんたちがすごくかっこいいと言っていましたね。僕については、緊張してるのが観ててもわかったと言ってました(笑)。

事務所の代表KangNamに感謝「見えないところでいろいろ…」

――JONG WOOさん、JAYさんは以前、日本でファンミーティングを開催されました。その時との違いはありましたか?

JONG WOO:以前は2人でのステージだったのでもっとお見せしたいものがあるのにという気持ちが大きかったんですが、今回はYE DAMもTAGもSEONG MINもいてくれたから、よりいろんなステージをお見せできてよかったです。

JAY CHANG:みんなと一緒にステージに立てて新鮮な気分でした!

――事務所の代表がKangNamさんということで、日本での公演に向けたアドバイスはありましたか?

JONG WOO:言葉でのアドバイスよりも、見えないところでいろいろ力になっていただきました。僕たちが練習室で練習している時も日本公演のためにいろいろミーティングして、各所を飛び回ってくださいました。

SEONG MIN:僕たちの知らないところでね。

JAY CHANG:バットマン・KangNamさんです!

――日本に初めて来たメンバーもいると思いますが、日本の印象はいかがですか?

YE DAM:僕は初めてではないけど、今回初めて秋葉原に行きました! 秋葉原は新世界でしたね……。僕が今まで見たことがない感じの街だなと思いましたし、ONE PACTとして行けたのが感慨深かったです。

TAG:秋葉原、すごく面白かったです。アニメのフィギュアを見たりしました。

JONG WOO:撮影のために行ったので特に買ったものはないんですが、いろいろ見て回って、いい経験でした。

JAY CHANG:僕は(番組で)竈門炭治郎の刀をもらいました!

SEONG MIN:メンバーがみんなアニメが大好きなので、アニメの聖地と言われる秋葉原を楽しく観光して、天国のような気分でした。

TAG:秋葉原には僕が好きな「ワンパンマン」のグッズがあまりなくて少しさみしかったです……。

JAY CHANG:メンバー全員、ゲームも好きなのでパソコンも見たかったんですけど、時間が足りなくて残念でした。また行きたいです!

(取材:尹秀姫 / 撮影:前手秀紀)

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