大声で叱責し精神的に追い詰め…パワハラで消防署の男性係長ら懲戒処分 広島・福山市

福山地区消防組合消防局は、部下を大声で叱責するなどのパワハラ行為を行ったとして、

福山市内の消防署に勤務する男性係長らの懲戒処分を行いました。

男性係長は今年5月、救助技術を競う大会を控える部下職員に対し、

訓練時間を制限する目的のため仕事量を増やしさらに大声で叱責するなどして

病気休暇を取得させるまで精神的に追い詰めました。

さらに、この聞き取りの中で、昨年度にも別の職員にもパワハラ行為を行っていたことが判明しました。

福山地区消防組合消防局は、27日、男性係長(47)を減給10分の1(3カ月)、

監督責任として男性署長(58)を訓告の懲戒処分にしたと発表しました。

浜田善章消防局長は

「組織を挙げてハラスメントの撲滅に取り組んでいる最中、このような事案が発生いたしましたことについて

地域住民の安心安全を担うものとして極めて遺憾であり、改めて住民の皆様に深くおわび申し上げます。

今後は、再発防止に向け、一層の指導と綱紀粛正の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります。」とコメントしています。

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