盗撮未遂、電車で平手打ち、部下にセクハラ… 小学校教諭や環境局職員ら男性5人を処分 神戸市

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市教育委員会と市は27日、女子高校生のスカート内を盗撮しようとしたなどとして、市立本山第二小学校の男性教諭(29)を懲戒免職処分にするなど計5人の懲戒処分を発表した。

 市教委などによると、男性教諭は11月21日、尼崎市の阪急塚口駅のエスカレーターで、女子高校生(16)のスカート内をスマートフォンで撮影しようとした疑いで現行犯逮捕された。教諭は容疑を認め、「2017年度ごろから盗撮行為を少なくとも30回ほどやった」と説明。勤務先で盗撮行為は確認されなかったという。

 市立中学校の男性管理員(64)は、障害者割引が適用された親の自動料金収受システム(ETC)カードを不正利用して通勤。有料道路代計約5万5千円の支払いを免れた上、正規料金の通勤手当を受給したとして、停職1カ月となった。

 また、環境局の男性職員2人は、8月に市営地下鉄の電車内で別の乗客に平手打ちなど暴行をしたとして、停職1カ月に。20代の女性職員の手を握るなどしたとして、行財政局の係長級の男性職員(53)を減給10分の1(1カ月)とした。(金 旻革)

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