北海道警元巡査長を一転起訴 強制わいせつ罪、札幌地検

北海道警本部

 札幌地検は27日、10歳未満の養女にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪で20代の北海道警の男性元巡査長=札幌市南区=を起訴した。

 道警が2021年10月、強制わいせつ容疑で書類送検したが、地検が22年3月、不起訴処分とした。札幌検察審査会が今年1月、「供述は具体的で相当程度、嫌疑が認められる」として不起訴不当と議決したのを受け、地検が再捜査していた。

 起訴状によると、2021年6月18日ごろ~25日ごろ、養女が13歳未満であることを知りながら、札幌市内でわいせつな行為をしたとしている。

 道警は21年10月、停職6カ月の懲戒処分とし、元巡査長は依願退職していた。

© 一般社団法人共同通信社