宮崎県内スギ植栽面積、平成以降最大 再造林率改善74.8%

 県内で森林の伐採に伴うスギの植栽面積が、2022年度は平成以降最大の1896ヘクタールに上ったことが27日、県への取材で分かった。民有林(針葉樹)全体の再造林率も前年度比1.5ポイント増の74.8%に改善。成熟した森林資源と木材の安定価格を背景に伐採面積が高止まりする中、官民による「植える」対策が下支えしている形だ。一方、河野知事が「日本一挑戦プロジェクト」に掲げた再造林率90%以上にはほど遠く、県が強力に推し進める一手を検討している。

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