沖縄の児童、学童疎開追体験 宮崎県訪問し平和実感

語り部グループ代表の常盤泰代さん(右)から疎開者の当時の生活などについて説明を受ける沖縄県と宮崎東小の児童ら=27日午後、宮崎市・波島公民館

 太平洋戦争中の学童疎開を追体験しようと、沖縄県の小学5、6年生10人が親元を離れ、27日から2泊3日の日程で当時の疎開先だったえびの市や宮崎市を巡っている。疎開者の過酷な生活を語り部から学び、当時の粗食も味わった児童たちは「知らない場所で生きるのは本当に大変だったはず。自分なら耐えられない」と実感。平和の尊さをあらためてかみしめた。

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