●第1夜は金沢シティバレエ団/華麗にくるみ割り人形 OEKの演奏、花添え
2夜連続バレエ公演「ステージアートの世界」(石川県音楽文化振興事業団主催、一般財団法人県芸術文化協会、北國新聞社共催)は27日、金沢市の県立音楽堂コンサートホールで開幕した。第1夜では、北國新聞文化センター・金沢シティバレエ団による「くるみ割り人形」のハイライトが上演され、出演者35人は甘美な舞を繰り広げ、聴衆を夢の世界へいざなった。
少女クララがクリスマスイブに見る夢の中で、「お菓子の国」を訪れる物語。年長から講師までの団員は、雪の精やチョコレートやキャンディーボンボンなどさまざまなお菓子の精に扮(ふん)し、多彩な舞を披露した。
松井慶太さんが指揮するオーケストラ・アンサンブル金沢の管弦楽が華麗なステージに花を添え、もりのみやこ少年少女合唱団が伸びやかな歌声を響かせた。パイプオルガン奏者の春日朋子さんの演奏が公演の開幕を飾った。
28日の第2夜では、カナダで活躍する振付師三野洋祐さん(野々市市出身)が監修・振り付けしたクラシックバレエとコンテンポラリーダンスの舞台を届ける。ゲストにリアム・ケインズさんを招き、地元バレエ教室の生徒も出演する。
午後6時半開演。チケットはS席6千円、A席4千円、B席2500円。問い合わせは音楽堂チケットボックス=076(232)8632=まで。