マドゥエケの終盤PK弾でチェルシーがパレスに競り勝つ【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

チェルシーは27日、プレミアリーグ第19節でクリスタル・パレスをホームに迎え、2-1で競り勝った。

3日前の前節ウォルバーハンプトン戦を1-2で落とした11位チェルシー(勝ち点22)は、スターリングとパーマーが出場停止で不在の中、ウルブス戦で移籍後初ゴールを挙げたエンクンクが初先発となった。

7試合勝利のない15位パレス(勝ち点18)に対し、最前線にジャクソン、2列目に右からマートセン、エンクンク、ムドリクと並べる[4-2-3-1]で臨んだチェルシーは立ち上がりのパレスの攻勢を受け止めると、9分に決定機。ムドリクのスルーパスを受けたマートセンがボックス内に侵入してシュート。しかしゴールライン前で相手DFミッチェルにクリアされた。

それでも13分に先制する。グストが右サイドを打開した流れから、エンクンクのパスを左サイドに流れて受けたグストがクロス。これをムドリクが合わせた。

先手を取ったチェルシーは22分に追加点のチャンス。ジャクソンのポストプレーを受けたムドリクがGKと一対一に。しかしシュートはヘンダーソンに止められた。

前半半ば以降はカウンターを狙うチェルシーが主導権を握っていたが、追加タイムに同点弾を許す。パレスの二次攻撃を受けた流れからアイェウのフィードを受けたオリーズにゴールを決められた。

1-1で迎えた後半、55分にカウンターを受けた流れからマテタに決定的なシュートを許したチェルシーは、攻めあぐねる展開を強いられる。

前半、バイタルエリアでボールを受けていたエンクンクが絡めなくなり、攻撃の形を作れない状況が続いた。

そんな中74分に勝ち越しのビッグチャンス。ギャラガーの絶妙なスルーパスに抜け出したジャクソンがGKと一対一に。しかしシュートを枠外に外してしまった。

さらに76分にはチアゴ・シウバのクロスからジャクソンがネットを揺らすも、VARの末にわずかにオフサイドでノーゴールに。

それでも終盤の86分、チェルシーにPK。CKの流れでボックス内のマドゥエケがエゼに倒された。これをマドゥエケ自ら決めて勝ち越しに成功した。

これが決勝点となってチェルシーが勝利を取り戻している。

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