ドジャースが山本由伸との12年契約を正式発表 日本出身は12人目

日本時間12月28日、ドジャースは山本由伸との12年契約を正式発表した。契約条件の詳細は公表されてないが、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、総額は3億2500万ドルで、ゲリット・コール(ヤンキース)の9年3億2400万ドルを上回って投手史上最高額となる。また、山本がオプトアウトの権利を行使せずに12年契約を全うした場合、ポスティング制度による譲渡金としてオリックスには5062万5000ドルが支払われる。

山本はドジャースによる公式リリースのなかで「オリックスの関係者の皆様、ドジャースの関係者の皆様、そしてFAのプロセスのなかで多くのサポートをくれた皆様に感謝しています。ドジャー・ブルーのユニフォームを着るのを本当に楽しみにしていますし、満員のドジャー・スタジアムでプレーするのが待ち切れません」とのコメントを発表。3年連続でパ・リーグのMVPに選ばれた日本球界最高の投手が正式にドジャースに加わることになった。

スタン・カステン球団社長は「山本由伸は日本代表のチームメイトである大谷翔平と再会し、フィールドの内外でロサンゼルスに大きなインパクトを与えるだけでなく、野球を偉大なグローバル・スポーツにするためのMLBの継続的な取り組みに貢献してくれるだろう」とコメント。「彼がドジャースを選んでくれたことを嬉しく思うし、彼がチームに加わってくれることを光栄に思う」と山本の入団を歓迎した。

アンドリュー・フリードマン編成本部長は「山本由伸をドジャースに迎えることができ、このうえなく興奮している」とコメント。「並外れた才能、勤勉さ、メンタルの強さを兼ね備えていなければ、25歳までに3度もMVPを受賞することはできない。彼は素晴らしい投手であり、ドジャースのユニフォームを着て、さらに成長していくだろう。彼が今後何年も先発ローテーションの柱として活躍してくれることを楽しみにしている」と山本の活躍に期待を寄せた。

なお、ドジャースでプレーする日本出身の選手は、デーブ・ロバーツ(現監督)、野茂英雄、木田優夫、石井一久、中村紀洋、斎藤隆、黒田博樹、前田健太、ダルビッシュ有、筒香嘉智に次いで大谷と山本が11~12人目となる。

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