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長崎県大村市は、2024年運用を開始する市独自のポータルアプリの名称を「おむすび。」に決定。合わせて導入予定の地域通貨を「ゆでぴ」と決めた。園田裕史市長が27日の定例記者会見で発表した。
市デジタル推進課によると、「おむすび。」は大村の「おむ」と、人と人を「結ぶ」意味を込めた。「ゆでぴ」は、ラッカセイを塩ゆでした大村名物「ゆでピー」にちなみ、市民に愛される地域通貨になることを期待している。
名称は、いずれも公募。9月20日~10月13日、市内在住や通学・通勤の315人から応募があった。このうち4人が「おむすび。」、4人が「ゆでぴ」を挙げた。
市ポータルアプリ「おむすび。」は来年3月にも運用開始予定。スタート時には、困り事がある市民と人助けしたい市民をマッチングする「地域助け合い」機能と、子育て支援施設への相談・利用予約や予防接種の個別通知などが可能になる「子育て支援」機能を使える。今後、防犯、教育、医療、交通などの分野にも幅を広げるという。
地域通貨「ゆでぴ」はスマートフォンで使える電子マネー。「地域助け合い」機能を使った際、人助けをしてくれた相手へのお礼などで活用される見込みで、市内加盟店での利用などを想定している。
「おむすび。」の説明会と体験会は来年1月27日、同市幸町の市コミュニティセンターで予定している。