都内百貨店で栃木県産の工芸品ポップアップストア 魅力をアピール

 真岡市で五月人形や提灯などを扱う専門店が、都内の百貨店に26日から期間限定の店舗を出店し、栃木の工芸品の魅力をアピールしています。

 東京・有楽町の阪急メンズ東京に出店したのは真岡市荒町の「人形のわたや」です。

 この店舗は若い世代に県内の特産品でもある工芸品の魅力などを知ってもらおうと、来月(1月)30日までの期間限定で企画されたものです。

 人形のわたやではインテリアとしての利用を提案しようと今回の出店にあわせて、「伝統をアートする」をコンセプトに伝統工芸のブランド『綿や善兵衛』を初めて披露しました。

 西村和浩専務によりますと、真岡市で220年以上受け継がれてきた伝統文化や工芸技術の魅力を、いまの暮らしに寄り添うよう商品としてアップデートさせたといいます。

 店頭には大谷石を台座に使ったインテリア提灯をはじめ、真岡市の特産品のイチゴを描いた提灯、鹿沼組子のコースターなどが並び訪れた人は興味深く商品を選んでいました。

 自治体が出店し工芸品をPRするケースは多くありますが、地方の専門店が単独で首都圏の百貨店に出店し工芸品を販売することは珍しいということです。

 商品は、百貨店のオンラインサイトでも購入できるということです。

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