【福岡県 糸島市】体験できます/自然と人とが共存する“循環型農業”

福岡県への移住や就職に興味のある方向けに、地域や仕事場に訪れ、
「くらし」と「しごと」を体験いただく企画が「福岡くらしごと体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。


住所:福岡県糸島市飯原1692-2/事業内容:米・野菜・甘夏の栽培、きくいも茶・玄米餅などの加工品の販売

福岡県最西部に位置し、自然と利便性が調和している糸島市。 日本有数の漁場である「玄界灘(げんかいなだ)」に面し、天然真鯛の漁獲量は日本一。福岡空港や博多駅から30~40分直通電車に揺られれば来れる、便利で住みやすいまちです。

そんな糸島市に福岡市から移住してきた、大石仙一さん・晴美さん夫婦。二人で経営しているのが「おおいしファーム」です。

おおいしファームでは、農薬・化学肥料を使わずに微生物のチカラで育てる「炭素循環農法」で米、野菜、生姜、甘夏などを栽培しています。

自然の中で起きている循環を畑で応用し、土にいる微生物の作り出す栄養素で野菜を育てるのが「循環型農業」。おおいしファームの掲げる農業です。

仙一さんはこう話します。
「僕らは人間だけでは生きられないじゃないですか。自然の中で生かされていると考えると、もっと他の生き物たちに気を配る世の中になっていってほしいなと思っていて。それがおおいしファームの原点です」

現在、お二人は農業に取り組む傍ら、農業体験の受け入れや、就農・移住に関する相談対応も積極的に行い、多くの人々に知識や経験を還元しています。

自然にも人にも思いやりを持ち、日々試行錯誤しながら農業に取り組まれる大石夫妻の挑戦は続きます。

今回体験できる内容


今回の福岡くらしごと体験では、おおいしファームの仕事の一部を体験できます。

野菜の収穫、出荷準備をメインに、種まきや稲刈り、草取り、栽培管理などを行う予定です。
おおいしファームでは、お米、野菜、果物など幅広く栽培しているため、体験内容は季節によって異なります(具体的な体験の希望があれば、面談時にお伝えください)。

また、滞在中には、仙一さん、晴美さんと一緒に食事する時間も設けています。お二人の農業にかける思いやこだわり、リアルな糸島での生活についてなど、おうかがいできる内容は盛りだくさんです。

就農や今後の仕事について考えている人にとっては、特に参考になるお話があるでしょう。大石さんご夫妻は最初から農家を営んでいたわけではありません。仙一さんは、長年勤めた銀行を退職後、未経験から農業をスタート。

当時の仙一さんについて、晴美さんは話します。
「当時の銀行の業務はハードで、命を削って仕事してるような疲れた姿をしてたから、横で見てても心配でしたね。お客様のため社会のためと思って入った銀行だったけど、バブルが弾けて、本当に誰かのためになっているのかっていう葛藤も現れて。それが生き方を変えるきっかけになったのもあるよね」

自然に沿った生き方がしたいと思ったことから、仙一さんと晴美さんは循環型農業に目を向けるようになりました。

そんなお二人の元での体験は、農業のイロハについて知れるだけでなく、今後の生き方についてのヒントが見つかるかもしれません。

しごと・くらしの特徴


仙一さんは40歳を前に脱サラし、循環型農業を始めることを決意します。福岡県で無農薬栽培をされている方の元を訪問し、農業のあり方に共感。そこで約4か月農業を学んだ後、農地を紹介してもらい、晴れて自身の畑を持つことができました。

未経験から農業を始めるのであれば、「核」となる人に出会うことが必要だと仙一さんは言います。

「いきなりこの地域で農業をしたいと言っても、『あなたは誰?』っていうところからスタートするんです。なので、農業を始めるにあたって誰か協力してくれる人と出会うことが絶対必要ですね。僕も協力してくれた方に、『ここはどうね?』って色んな畑を見せてもらえて、農地の確保ができました。何でもそうですが、人付き合いが一番大事です」

こうして循環型農業を行う、おおいしファームが誕生しました。

農業を始めた当初は、無農薬栽培ならではの難しさがあり、農作業にかける労力ほどの収入が得られず辛い時期もあったものの、夫婦で試行錯誤しながら取り組み、販路を確保。東京・白金にある有名結婚式場から声がかかるほどに。

「自然循環というあり方や、人と支え合う生き方っていうのは、広がっていった方がいいと思います。今回の体験では情報提供も含め何かお役に立てれば」と、仙一さんは話します。

農業にも人にも真摯に向き合う仙一さんと晴美さん。今回の体験は、移住や農業のあり方、ひいては、自然や人との関わりを考える、有意義な機会になるでしょう。

スケジュール


1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「おおいしファーム」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・種まき
・稲刈り
・草取り
・栽培管理
・甘夏の果樹の剪定(せんてい)
・収穫した野菜の出荷準備
※季節や実際の仕事状況によって変更があります。
秋から冬にかけては、生姜とかサツマイモ、じゃがいも、落花生の収穫。 春はいちごやたけのこの収穫。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・種まき
・稲刈り
・草取り
・栽培管理
・甘夏の果樹の剪定(せんてい)
・収穫した野菜の出荷準備
※季節や実際の仕事状況によって変更があります。
秋から冬にかけては、生姜とかサツマイモ、じゃがいも、落花生の収穫。 春はいちごやたけのこの収穫。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・種まき
・稲刈り
・草取り
・栽培管理
・甘夏の果樹の剪定(せんてい)
・収穫した野菜の出荷準備
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※季節や実際の仕事状況によって変更があります。
秋から冬にかけては、生姜とかサツマイモ、じゃがいも、落花生の収穫。春はいちごやたけのこの収穫。
※体験内容については、面談時にご希望の体験内容をお伝えいただければ、調整可能です。

補足事項


最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設、もしくは、おおいしファーム内に宿泊
集合場所:おおいしファーム|福岡県糸島市飯原1692-2

体験経費


参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:実費負担
交通費(自宅~集合場所):実費負担

>>お申込みはコチラ<<

The post 【福岡県 糸島市】体験できます/自然と人とが共存する“循環型農業” first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

© ネイティブ株式会社