ツインズがストーモントを獲得 ロイヤルズからノンテンダーFA

日本時間12月28日、ツインズはロイヤルズからノンテンダーFAとなっていた右腕ジョシュ・ストーモントと1年契約を結んだことを発表した。ストーモントはサービスタイム(メジャー登録日数)が4年を超え、来季が年俸調停期間の2年目のシーズンとなるはずだったが、ロイヤルズは来季の契約をオファーせず、ストーモントはノンテンダーFAに。来季の年俸は170万ドルと予想されていたものの、100万ドルをわずかに下回る金額でツインズと1年契約を結ぶことになった。

現在30歳のストーモントは2019年にロイヤルズでメジャーデビューし、最速102マイルに達する4シームを武器にブルペンの柱として活躍。2021年には自己最多の64試合に登板して65回2/3を投げ、4勝3敗5セーブ、16ホールド、防御率2.88、72奪三振、被打率.183の好成績をマークした。ところが、首を痛めた影響もあってここ2年間は成績が低迷。2022年は42試合で防御率6.45に終わり、今季も21試合で防御率5.40と精彩を欠いた。

結局、今季は7月に胸郭出口症候群の手術を受けてシーズン終了。ロイヤルズはストーモントの復活に期待するのではなく、ノンテンダーFAで放出することを選択した。ツインズはストーモントが復活して2021年のようなパフォーマンスを見せることに期待し、エミリオ・パガンが抜けたブルペンの穴埋め要員として獲得に動いたとみられる。

2022年までは速球とカーブのコンビネーションで打者をねじ伏せていたストーモントだが、今季からスライダーを使うようになり、被打率.133、空振り率45.7%とかなりの威力を発揮していた。今季はコンディション不良もあり、満足のいく結果を残せなかったが、来季以降は速球、スライダー、カーブを組み合わせて支配的なピッチングを見せる可能性もある。年俸100万ドル以下という安価な契約となったが、ツインズにとって、思わぬ掘り出し物となるかもしれない。

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