成田山新勝寺でお焚き上げ お札燃やし御利益に感謝

成田山新勝寺で行われた「納め札お焚き上げ」でお札を投げ入れる僧侶=28日午前、千葉県成田市

 千葉県成田市の成田山新勝寺で28日、1年間に納められたお札(護摩札)を燃やして御利益に感謝する年末恒例の「納め札お焚き上げ」が行われた。山伏姿の僧侶約20人が読経し、約3万枚のお札を炎の中に次々と投げ入れた。

 新勝寺によると、お焚き上げは本尊の不動明王の分身とされるお札を炎に返し、今年の加護への謝意を表す行事。同県柏市から妻と一緒に来ていた千葉哲也さん(81)は、新年に向けて「健康第一で過ごしたい」と手を合わせていた。

 新勝寺は、新型コロナ感染予防策について、24年は参拝者に特段の呼びかけをしない方針で、三が日の人出をコロナ禍前と同水準の300万人程度と見込む。

成田山新勝寺で行われた「納め札お焚き上げ」=28日午前、千葉県成田市

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