すれ違う瞬間、一枚に収める 烏山線100年フォトコンテスト 市長賞に広瀬さん(高根沢)

市長賞を受賞した作品(市提供)

 【那須烏山】開業100周年を迎えたJR烏山線を題材にインスタグラムを活用して市が開催したフォトコンテストで、高根沢町の広瀬(ひろせ)こずえさん(29)が市長賞を受賞した。

 コンテストは、同線への愛着心の醸成や利用向上を図る狙い。蓄電池駆動電車「アキュム」がヒマワリ畑沿いを走る場面など、138件の出品があった。

 広瀬さんの作品はアキュム車両内から撮影し、車窓の枠内に反対の線路上のアキュムを写し込んだ。川俣純子(かわまたじゅんこ)市長は「中と外のアングルのバランス、光の加減が良かった。ノスタルジックな感じもする」と評した。

 広瀬さんは「上下線がすれ違う瞬間の一枚。烏山線に乗ってみたくなるきっかけになればうれしい」などとコメントした。

 広瀬さんの作品や他の受賞作品は市まちづくり課のアカウント「なすから特派員」で紹介している。

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