検察の供述誘導主張の元広島市議「判断は不十分」最高検調査を批判 広島

河井夫妻をめぐる大規模買収事件で、検察から供述を誘導されたと主張する元広島市議が、最高検による調査調査を不十分だと批判しました。

河井克行元法務大臣から現金を受け取った罪で有罪判決を受け、控訴中の元広島市議・木戸経康被告は、検事から不起訴を示唆され供述を誘導されたと主張しています。

最高検は25日、取り調べをした検事が不起訴を期待させたことは否定できず「不適正だった」と認めた一方で、組織的な指示があったとはいえないとする調査結果を公表していました。

27日、木戸被告は文書でコメントを発表し「調査内容もそれに基づく判断も不十分」と調査結果を批判し、「特捜部が組織として決めた事実の内容で、最初から調書を作成させていたのではないか。」と指摘しました。

木戸被告の弁護人は最高検に対し27日、適正な調査や担当検察官に対する必要な指導・処分などを求める通知書を、あらめて送付しています。

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