「新年もいい1年になるように」 青々の門松が出番待ち 沖縄で出荷ピーク

 正月飾りの門松の出荷がピークを迎えている。沖縄県豊見城市与根の桃原農園では27日、スタッフが門松の仕上げや発送作業に追われていた。

 同農園では、県産の琉球マツや県外産の青々とした竹を使い、高さ90センチの規格品から同3.5メートルの特注品まで大小さまざまな門松350組を制作。事業所やホテル、商業施設からの注文が多く、本部町から糸満市まで沖縄本島各地に出荷する。

 同社グリーンデザイン部の小波津幸也部長は「1年の感謝の気持ちと、新年もいい1年になるようにという気持ちを込めてお届けする」と話した。(南部報道部・榮門琴音)

門松に飾りを付けて仕上げの作業を進めるスタッフ=27日、豊見城市・桃原農園

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