磐田下部組織育ちで在籍20年のMF山本康裕が松本に完全移籍「23番をもっと輝かすことができなかったのが一番悔しいです」

磐田で400試合以上出場の山本康裕[写真:©︎J.LEAGUE]

松本山雅FCは28日、ジュビロ磐田のMF山本康裕(34)が完全移籍で加入することを発表した。

山本は磐田の下部組織育ちで2008年にユースからトップチーム昇格。アルビレックス新潟への移籍を経て、磐田に復帰してプレーしていた。

2023シーズンは明治安田生命J2リーグで18試合、YBCルヴァンカップで5試合1得点、天皇杯で1試合に出場していた。

磐田ではJ1通算235試合13得点、J2通算100試合6得点、ルヴァンカップで54試合3得点、天皇杯で24試合5得点を記録していた。

山本は両クラブを通じてコメントしている。

◆松本山雅FC
「松本山雅FCに携わる全ての方々へ、はじめまして、山本康裕です。はじめての地で不思議な感覚ですが、クラブのために全身全霊をかけて戦います」

「素晴らしい雰囲気を作ってくれる、サポーターの皆さんの前でプレーできることを、非常にわくわくしています。これまで以上に一体となり、目標を達成しましょう。よろしくお願いします」

◆ジュビロ磐田
「ジュビロ磐田サポーターの皆様、今シーズンも応援ありがとうございました。そしてJ1昇格おめでとうございます。来シーズンも熱い応援よろしくお願いします」

「この度、契約満了に伴いこのクラブを離れることになりました。プロデビューしたときから数えると17年間、アカデミーを入れると20年間、サックスブルーのユニフォームに袖を通してきました。もう一度このクラブを強くする、星を増やす、とこのエンブレムに誓い戦ってきましたが、三度降格を味わうなどサポーターの皆様の期待に応えることができませんでした」

「僕個人としてもジュビロに貢献できなかったことの方が多く、育ててもらったことへの恩返しもできずにとても悔しく情けなく思います。そしてなにより、23番をもっと輝かすことができなかったのが一番悔しいです」

「これからは今いる選手、今後入ってくる選手、そして夢見るサッカー少年が必ず強いジュビロにしてくれると願っています。彼らに僕の夢を託し、僕は残り少ない現役生活を悔いなく過ごしていきたいと思います。ファン・サポーターの皆様の存在がクラブを大きく強くします。これからもジュビロ磐田をよろしくお願いします。長い間お世話になりました。ありがとうございました」

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