「借金返済に追われSNSの闇バイトに応募」…特殊詐欺や飲酒運転で実刑判決の自衛官を懲戒免職処分 航空自衛隊浜松基地

航空自衛隊浜松基地は27日、酒に酔って車を運転したり、名古屋市の女性からキャッシュカードをだまし取り、100万円を引き出して盗んだりしたとして逮捕された21歳の男性隊員を懲戒免職処分としました。

27日付で免職となったのは、航空救難団飛行群浜松救難隊の21歳の空士長の男です。浜松基地によりますと、空士長は9月、浜松市内の飲食店で飲酒後に車を運転し、事故を起こしたとして逮捕されたほか、8月にも、役所の職員になりすまして名古屋市の女性からキャッシュカードをだまし取り、100万円を引き出して盗んだとして、逮捕・起訴されました。空士長は12月21日、詐欺と窃盗の罪で懲役2年2カ月の実刑判決を受けています。

警察などの調べに対し、空士長は「借金の返済に追われSNSの闇バイトに応募して、特殊詐欺の受け子と出し子をやった」と供述していました。

航空自衛隊浜松基地の伊藤顕基地司令は「所属隊員が国民の期待を裏切るような事案を生起させたことは大変遺憾。隊員指導のさらなる徹底を図り再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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