和歌山県は28日、第51週(12月18~24日の1週間)に定点医療機関で報告された感染症の新規感染者数を発表した。インフルエンザ、新型コロナウイルスとも前週より減少したが、年末年始は帰省などで外出や会食の機会が増え、感染症が流行しやすい時期だとして、県は「こまめな手洗いや換気、せきエチケットなど基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけている。
県内49カ所の医療機関から報告を受けた患者数を基にまとめた。
インフルエンザの新規感染者数は946人で、前週(1492人)から546人減った。
1医療機関当たりの平均患者数は19.31人で、前週(30.45人)から11.14人減少した。保健所管内別では海南が最も多く38.00人(前週59.00人)。次いで新宮26.67人(前週51.33人)、和歌山市21.20人(前週32.07人)、田辺20.71人(前週41.00人)となっている。
一方、新型コロナウイルスの新規感染者数は172人で、前週(217人)から45人減った。
1医療機関当たりは3.51人(前週4.43人)。保健所管内別では海南が最も多く7.33人(前週11.00人)。次いで御坊6.00人(前週5.00人)、田辺5.57人(前週5.71人)となっている。 全国の1医療機関当たりの平均患者数は4.57人(暫定)で、前週の4.15人から、0.42人増えた。