吉村知事、今年の漢字は「新」 

今年の漢字に「新」を選んだ吉村美栄子知事=県庁

 吉村美栄子知事は27日、今年最後の定例記者会見に臨み、2023年の県政を象徴する漢字に「新」を選び、自筆の色紙を掲げた。

 吉村知事は今年の最も大きな変化に新型コロナウイルス感染症の5類移行を挙げ、「難局を乗り越えられたのは、オール山形で感染症対策や経済維持回復などに取り組んできた結果だ」と県民に感謝を述べた。全国新酒鑑評会での金賞受賞銘柄数全国1位や国際定期チャーター便の再開、新県立新庄病院の開院、記録的な猛暑などを振り返った。

 「新」を選んだ理由については、コロナ禍を経てリモートワークやデジタル化が加速し「新時代に突入した」と説明。県産サクランボの大玉新品種「やまがた紅王」の本格デビュー、山形新幹線の新トンネル整備促進などに触れ、「高温耐性のあるコメの新品種開発も進めたい」と語った。

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