パリ五輪へ「メダルを狙う」 水球・鈴木(山形市出身)が県庁訪問

パリ五輪への意気込みを語る鈴木透生(山形市出身)=県庁

 杭州アジア大会で優勝し、パリ五輪出場を決めた水球男子代表で主将を務める鈴木透生(とうい、24)=イカイKingfisher74・山形市出身=が27日、県庁で高橋広樹県教育長と懇談した。パリ五輪に向けて代表メンバー入りを目指すと共に「ベスト8以上、そしてメダルを狙いたい」と目標を語った。

 日本はアジア大会の決勝で中国を下し、優勝チームに与えられるパリ五輪出場権を獲得した。五輪は2016年リオデジャネイロ大会から3大会連続の出場となる。パリ五輪のメンバーは24年5月ごろまでに発表される見通しといい、鈴木は選出されれば東京大会に続く2大会連続出場となる。

 県水泳連盟の武田聡会長らと訪れ、アジア大会の結果を報告した鈴木は、昨年4月から務める主将の役割について「メンバーの半分が年上だが、どんな状況でも声をかけ合い、コミュニケーションを取るように意識している」と説明した。24年2月にドーハで開催される世界選手権の代表にも選出されており「日本の強みは体力と機動力。ベスト8以上を目指したい」と意気込んだ。五輪に向けては「水球をやっている子どもたちに夢を与えられるように頑張りたい」と語った。

 鈴木は同日、山形市役所も訪問した。

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