9月の大雨による浸水被害 災害検証会議“外水”“内水”詳細に検証へ 千葉県

9月の大雨による浸水被害 災害検証会議“外水”“内水”詳細に検証へ 千葉県

 2023年9月の大雨で、千葉県茂原市などで発生した浸水被害を検証する会議が12月28日に開かれ、検証を進めるうえで、河川の氾濫に加え、市街地で水が溢れる「内水氾濫」の情報も含めることなど方向性を確認しました。

 会議は2023年9月の一宮川流域での浸水被害を受けて千葉県が設置し、河川工学などの有識者3人が委員を務めています。

 2回目となる会議では、これまでに収集した当時の詳細なデータが報告され、映像では、茂原市内の市街地に透明な水が溢れ、さらに川から来たと見られる茶色く濁った水が流れ込む様子を収めたものもありました。

 これらを踏まえ、会議では、収集した当時の河川の情報に、内水氾濫の情報などを組み込んで、シミュレーションモデルを作成し、検証していく方向性を固めました。

 会議後、取材に応じた加藤孝明委員長は、「外水と内水が交じり合っているので、鮮明に事実関係を見ていきたい」と述べ、精度の高いシミュレーションを目指すとしています。

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