28日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル＝140円70銭近辺を付けた。7月末以来、約5カ月ぶりの円高ドル安水準。米連邦準備制度理事会（FRB）が2024年前半にも利下げするとの観測から、日米の金利差縮小を見込んだドル売り円買いが進んだ。
午後4時現在は前日比1円63銭円高ドル安の1ドル＝141円14～15銭。ユーロは80銭円高ユーロ安の1ユーロ＝156円82～89銭。
年末年始を前に、持ち高調整のためにドルを売って円を買う取引もあった。市場では「年末で市場参加者が少なく、値動きが大きくなった」（外為ブローカー）との声が出た。
