柏MF鵜木郁哉が1年半の武者修行から復帰! 今季水戸で27戦5ゴール

[写真:©︎J.LEAGUE]

柏レイソルは28日、MF鵜木郁哉(22)の復帰決定を発表した。

鵜木は柏の育成出身。2019年に2種登録され、翌年から正式昇格したが、出番が限られ、2022年夏から水戸ホーリーホックに育成型期限付き移籍した。

その水戸では通算36試合に出場。今季のJ2リーグでは27試合出場と出番を増やし、得点数も5ゴールをマークすると、来季からの柏復帰が決まった。

1年半の武者修行から復帰の22歳は喜びとともに、意気込みを語っている。

「レイソルファミリーの皆さま!このたび、柏レイソルに復帰することになりました。1年半ぶりに柏の地でプレーできることをとても嬉しく思います。アカデミー時代からの恩を忘れずに全力でプレーします。タイトル獲得に貢献できるよう頑張ります」

一方、水戸では長文で1年半を振り返り、感謝の思いを綴っている。

「初めに、パートナー企業の皆さん、サポーターの皆さん、クラブスタッフ、水戸ホーリーホックファミリーの皆さん、今シーズンのサポートもありがとうございました。

「この度、所属先の柏レイソルへ戻ることになりました。約一年半前の夏、学生時代から過ごしてきた環境を離れての新しい挑戦。不安な気持ちとワクワクする気持ちを抱えながら青のユニフォームに袖を通しました」

「期限付きでの所属の身である僕にも、変わらぬ愛を与えてくれ、時に厳しく、時に優しく、とてもあたたかく迎え入れ、応援してくれたことは僕にとってかけがえのない時間でした」

「2023シーズン。これまでのプロキャリアの中で一番多くピッチに立て、個人としてゴール・アシストの結果も残せた一年であり、今年で得た経験値は今後の成長において必要不可欠なものだと思っています」

「ただ、チームの目標としていたところには届かず、貢献できなかったことはなにより悔しく、自分の実力不足を感じました。チームは変わってしまいますが、この一年半で感じた色んな感情を忘れず、これからも毎日頑張り続けたいと思います!」

「また、ピッチ外活動でも多くのことを学ばせていただいた水戸生活。ホームタウン活動では、一年目に【大洗町】二年目は【北茨城市】のPR大使を務めさせていただきました」

「自然が大好きな僕にとって、OFFなると足を運んでしまうほど、大洗町、北茨城市の魅力にハマり、素敵な時間を過ごさせていただきました」

そして、ホームタウン水戸の髙橋靖市長。キックオフパーティーでお話ししてから、何度かお会いできるチャンスをいただけて、こんな僕にもフランクに話してくださる髙橋市長の話術の魅力とたまにでる茨城弁全開のギャップ、そして水戸への愛を強く感じた市長との時間は僕にとってとても貴重で、大好きな時間でした。水戸のパパありがとうございます!」

「茨城県の魅力を、ホームタウン活動を通してたくさん知ることができたので、『魅力度最下位なんかじゃねーど! 茨城最高だかんな!』ということを学んだ茨城弁で伝えていきたいと思います」

「地域の方々やパートナー企業、サポーターの皆さんと交流させていただける機会をたくさん与えていただける水戸に所属できたことで、こんなにも熱く応援やサポートをいただいていることをより肌で感じることができ、日々選手として頑張る源となっていました。茨城、水戸に対してこんなにも愛情を持ちながら離れていけるのは、たくさんの方からの温かい幸せな時間をいただけたからだと思います」

「人として大切なことをこのチームから学ぶことができて本当に幸せでした。フロントスタッフ、アカデミースタッフの皆さん、僕のわがままをたくさん聞いてくださり、ありがとうございました!笑 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

「水戸ファミリーの皆さん、大好きです。引き続き水戸ホーリーホックの応援をよろしくお願いいたします。約一年半、ありがとうございました!」

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