日本ガイシの社員食堂は豪華すぎた! ハンバーグオムライスが210円 社員にも優しい会社に潜入

社員だけでなく、環境や社会にも優しい日本ガイシの社食

普段、私たちが見ることがない「社食(社員食堂)」。“社食”を知れば、企業のチカラがみえてくる! ということで、今回は世界最大級のセラミックスメーカーである「日本ガイシ」の社員食堂に潜入しました。

日本ガイシの社食に潜入

温かい食堂名は社内投票で決定

名古屋市瑞穂区に本社を構える「日本ガイシ」。がいしとは、電力を送る際に、電柱や鉄塔で電線を支えるセラミックス製の部品の名称です。日本ガイシは独自にセラミックス技術を発展させ、人々の暮らしや産業の成長に貢献し続けています。

そんな日本ガイシの社食には、工場のある地区ごとに名前がつけられています。熱田区の「あったか食堂」や、瑞穂区の「みずほっと食堂」などユニークなネーミングが特徴です。

四日市とんてきなど、ご当地グルメも

まず本社の「あったか食堂」は2019年に完成。ランチタイムには毎日1100人が利用しています。メニューもメインだけでなく、サラダやデザートなどサイドメニューが充実していて、ラインアップが豊富。リーズナブルな上、毎日食べても飽きません。

社会へのあたたかさも感じる試み

メニューが多いので、フードロス対策として料理のサンプルは作らずにディスプレーに表示して紹介しています。また、とあるメニューを1つ食べると、20円が発展途上国の子供たちに寄付される「TABLE FOR TWOプログラム」も実施中。まさに環境にも社会にもあったかい食堂だと言えるでしょう。

社員の満足度が高い!

「あったか食堂」が好評な理由は提供方法にも

そんな「あったか食堂」が好評な理由はほかにもあります。例えば、女性にうれしいのがハーフサービス。丼もの・カレー・パスタまでハーフにすることができます。しかも料金は半額です。

ハンバーグオムライス

ハンバーグオムライスはなんと210円! 会社が負担している社食だからこそ、驚きの価格を実現しているのです。

温かい小鉢

またコロッケや煮物など、小鉢まで温かく提供しているところも「あったか食堂」の魅力。色んな種類のものがあって非常においしいと、うれしそうにインタビューに答えてくれる社員も数多くいました。実は日本ガイシの会長と社長の2人も社食を愛用しています。

社食とは思えないatta cafe(アッタカフェ)

しかし日本ガイシの社食はこれで終わりではありません。なんと「あったか食堂」には「atta cafe(アッタカフェ)」が隣接。朝7時半から夜の8時半まで営業しています。朝のモーニングからお昼の軽食、仕事終わりの乾杯まで可能。フードも充実していて、日替わりデザートは女性を中心に大人気なんだそうです。

日本ガイシが手がける製品とは?

セラミックス技術を応用して環境にクリーンな製品づくりへ

充実の社食で英気を養う日本ガイシの社員たち。セラミックス製の部品だけでなく、新たな開発技術で世界の発展を支えています。例えばハニセラム(ハニカムセラミックス)。日本ガイシが世界シェアNo.1を誇る、自動車の排気ガスを浄化するための製品です。昨今はハニセラムの技術を活かして、ダイレクトエアキャプチャー用ハニカムといわれる大気中のCO2を直接回収する製品を開発しています。

電池とは思えない薄さの「エナセラ」

ほかにも超薄型・小型のリチウムイオン蓄電池のエナセラも注目製品の1つ。あらゆるものがインターネットにつながる次世代のIoT社会で活躍が期待されています。日本ガイシは次世代へのセラミックス技術の開発研究と、カーボンニュートラルに向けた取り組みの両方を一緒に推進しているのです。

環境や社会、そして社員にも優しい「日本ガイシ」。その姿勢は事業だけでなく、社食にも表れているのですね。

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