日頃から掃除している? 汚部屋? 家の状態別6時間で終わらせる大掃除リスト

年末の恒例家事「大掃除」。月末ギリギリまで仕事があって、ようやくのお休みだからゆっくりしたいという気持ちがある反面、大掃除をやらないと…という罪悪感にかられている人もいるのではないでしょうか。

モヤモヤしているならば、時間を決めてその時間だけ大掃除をすることをおすすめします。しかし、大掃除というと換気扇、窓磨きなど定番の作業が浮かびますが、「そこをやっている場合じゃない」というケースの家もあります。今回は家の状態にあわせて6時間でやる大掃除のリストをご紹介します。


あなたの家はABCどのタイプ?

A:日頃掃除はこまめにやっていて目につく範囲の汚れはないタイプ

B:散らかってきたら片付けをしているタイプ

C:足の踏み場もないいわゆる汚部屋タイプ

Aタイプの場合、状態によっては大掃除をする必要がないかもしれません。それでも年に1度しか手をつけない場所があればそこを重点的に掃除しましょう。

Bタイプの場合、定期的にしているのは「片付け」であり整理整頓になります。そのため汚れているところを綺麗にする「掃除」には手がまわっていない可能性があります。大掃除では日頃目につきづらく、汚れが溜まりやすい場所の掃除を重点的にやるのが良いでしょう。

Cタイプの場合、まずは少しでも新年を気持ちよく迎えることを目標に、「掃除」ではなく「片付け」をやっていくようにします。

Aタイプ(掃除はこまめにやっている)の大掃除リスト

日頃からまめに掃除をする習慣がある家では、コンロ周りも綺麗に掃除されているものです。そのため日頃の生活の中では目につかない場所をチェックしてみましょう。

・キッチンの換気扇
・冷蔵庫・冷凍室のトレーや棚の奥
・トイレの換気扇
・便器のフチ裏
・浴室の換気扇
・浴室の天井
・靴箱の中

ここまでやっても2時間で足りてしまいます。さらに日頃の掃除にプラスしてやっておきたい場所として以下の3箇所があります。

・洗濯機や冷蔵庫の下:意外とホコリが溜まっています
・玄関たたきや玄関外の拭き掃除:日頃の掃き掃除だけでは落ちていない汚れがあります
・人が手をつきやすい場所の壁や柱:人が手をつきやすい場所は意外と汚れているものです。汚れが目に見えなくても、濡らして固く絞った雑巾で拭き掃除をしておくとよいでしょう

Bタイプ(散らかってきたら片付けをしている)の大掃除リスト

定期的に片付けをしていても、拭き掃除などの汚れ落としまで手をまわっていない場合があります。時間を決めて場所別に汚れ落としを重点的にやっていきましょう

■最初の2時間
・換気扇掃除
・コンロ掃除
・冷蔵庫の中の拭き掃除
・冷蔵庫の上や下

■次の2時間
・風呂釜洗浄:専用の洗浄剤を使い、椅子や洗面器なども浴槽に入れて一緒に掃除しましょう
・浴室の換気扇
・ドアパッキン:カビが生えているようであればカビ取り専用洗剤を使いましょう
・浴室の天井や壁:目につく汚れがなくてもアルコール除菌シートをフローリングワイパーにつけて拭き掃除

■最後の2時間
・トイレの換気扇
・便器の汚れ:フチ裏などもしっかりと掃除
・窓磨き
・サッシの汚れ取り
・玄関ドアの拭き掃除

Cタイプ(足の踏み場もないお部屋)の大掃除リスト

■最初の1時間
・玄関を片付ける
家に入るとき必ず通る場所を綺麗にしておくことで気持ちよくなります。特に、いちばん人の目に触れる場所でもあるので、玄関は綺麗にしておきましょう。荷物が散らかっていれば、それらを片付ける。出ている靴は靴箱へ。玄関にあるべきではないモノは本来の場所へ。玄関たたきが汚れているようであれば掃き掃除と拭き掃除をしましょう。

■次の2時間
・いちばん長く過ごす部屋の整理整頓
長い時間過ごす部屋が片付いていると気持ちいいものです。とにかく足の踏み場を作るために散らかっているモノを本来あるべき場所に片付けていきます。そのときにゴミとして捨てるものも多く出てくるはずなので、分別の数だけ大きなゴミ袋を用意しましょう。

ゴミ袋はできればダンボール箱にセットして、ゴミをポンポンと投げ入れられる状態にしておきます。ごみ袋を床に置き、ゴミを捨てる度にごみ袋を開くという動作をすると、ゴミを捨てることが億劫になってしまい、作業が進みづらくなってしまいます。

■次の1時間
・いちばん長くいる部屋の「掃除」
床に掃除機をかけたり、濡れた雑巾やウェットタイプのシートで拭き掃除をしたりましょう。それだけで気持ちよく過ごせるようになります。時間に余裕があれば窓磨きもしておきましょう。

■最後の2時間
場所別に収集して「片付け」をしていきます。
・洗面所
・キッチン
・トイレ
・寝室

掃除よりも片付けをして、捨てるモノは捨てる、所定の位置に収納するモノは入れていく。これだけでも足の踏み場ができて暮らしやすくなりますよ。


少しでも新年を気持ちよく迎えるために、自分にあったレベルの大掃除を時間を決めてやってみましょう。

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