東京都港区にある岡山、鳥取両県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の入館者が28日、400万人を突破し、記念セレモニーが行われた。新型コロナウイルス禍によって入館者が落ち込んだ時期があったものの感染対策の緩和に伴い客足は回復傾向にあり、2014年9月のオープンから約9年3カ月で達成した。
節目の入館者となったのは練馬区の会社員畑中智美さん（29）。岡山県の玉置明日夫東京事務所長、鳥取県の堀田晶子東京本部長らとともにくす玉を割って祝い、記念品としてきび団子やらっきょう漬けなど特産品の詰め合わせとレストランの食事券が贈られた。
畑中さんは「驚いたけどうれしい。岡山は白桃やマスカットなど果物がおいしいのでこれからも利用したい」と笑顔で話した。
JR新橋駅近くにある同館は物販フロアのほかにレストランや移住・就職の相談コーナーなどを備えている。オープン後の入館者数は年間50万人程度で推移してきたが、コロナ禍で20年度は26万人にまで落ち込んだ。22年度実績では40万2341人が訪れており、売上額は過去最高の4億2335万円に上った。
