三重県の伊勢神宮で、恒例の伊勢醤油の奉納が行われました。
「伊勢醤油」は、三重県産の大豆と小麦を使った芳醇な香りと濃いうま味を併せ持つ醤油で、おかげ参りで繁栄した江戸時代には、伊勢神宮への参拝客をもてなすために使われていました。
伊勢醤油は、その美味しさが認められ1992年から毎年、伊勢神宮に奉納されています。
28日は、午前10時に醤油を醸造している伊勢醤油本舗の関係者ら約50人が内宮前のおかげ横丁にある本店を出発し、できたての伊勢醤油の入った樽を担ぎながら宇治橋を渡り、神楽殿へと進みました。
一行は今年1年の豊かな実りへの感謝と来年の豊穣を祈願し、約360リットルの伊勢醤油を奉納しました。