【山形県】レトロな魅力あふれる肘折温泉完全ガイド~観光スポット、宿、アクセスなど~

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肘折温泉について

『その昔。肘を折った老僧がこのお湯につかったところ、たちまち傷が癒えた』という伝説がある肘折温泉郷は、山形県大蔵村の火山噴火でできたカルデラの底に存在します。温泉の効能と保養に適した環境から、国民保養温泉地にも指定されています。

閑静で昭和レトロ感漂うこの温泉地は、冬は全国有数の豪雪地帯です。夏は風物詩「ひじおりの灯」の絵燈籠が点々と温泉街に飾られます。他にも有形文化財の「肘折ダム」や、新たなシンボルである「肘折希望大橋」、近隣には雄大な「四ヶ村の棚田」と小さい村ながら、春夏秋冬見どころがあります。

湯治場とは

開湯1200年の肘折温泉の楽しみ方はなんと言っても湯治場。ここ肘折温泉には数少ない湯治場風情が色濃く残っています。

実は湯治と温泉旅行は少し異なり、1泊2泊で温泉に入り日々の疲れを癒したり、温泉地の観光をしたりすることが温泉旅行の一方、湯治とは、特定の疾病の療養を目的とし、温泉療養を行う為に長期滞在します。昔の人は自然と共に生きる農業中心の生活だったので、農閑期に骨休みをする人も多いことから湯治場が発展したそうです。

肘折温泉の見どころ

【歩く】

地蔵倉肘折温泉開湯伝説の地。
温泉街から地蔵倉までの道のりは少し厳しい所もあり、伝説に登場するお坊様は、ここから転げ落ちて肘を折ったのでは??という説があるようです。
お坊様が修行していたという洞窟にはお堂が据えられ「縁結び」「子宝」「商売繁盛」の神様として信仰を集めています。

詳細リンク:https://ohkura-kanko.com/archives/kanko-spot/jizougura

肘折ダム、源泉公園登録有形文化財に指定されており、迫力満点なダムのすぐそばまで行くことができます。
冬の期間は雪のため閉鎖していますが、6月、7月、9月、10月の第1・第3土曜日はライトアップもされ幻想的な雰囲気に。

詳細リンク:https://ohkura-kanko.com/archives/kanko-spot/gensenkouen

旧肘折郵便局舎肘折温泉街のちょうど真ん中にあり写真スポットとしても人気です。
かわいらしい外観をよく見てみると、窓の格子には郵便局のマークがあります。

詳細リンク:https://ohkura-kanko.com/archives/kanko-spot/oldpostoffice

朝市地元のお母さん達による肘折温泉名物の朝市は、大蔵村で採れた新鮮な野菜や惣菜、肘折ならではのおみやげを販売しています。冬季期間は雪のため休みですが、それ以外は朝5:30ごろから始まります。

詳細リンク:https://ohkura-kanko.com/archives/kanko-spot/asaichi

【食べる・飲む】

そば処寿屋お昼を食べるならここ!!寿屋がオススメです。
地元の人たちで賑わうお蕎麦屋さんで、縁側もあり銅山川を眺めながらゆっくりとお食事をすることができます。

『挽きたて、打ちたて、茹でたて』のお蕎麦は、山形県の4割が使用しているという最上早生(もがみわせ)。香りと甘味が特徴で、海外人気の高い山菜そばは、太くコシがあり食べ応えも抜群。お蕎麦に直接七味をかけることが肘折流のようです。メニューも豊富で「ざぶとん」と言われる焼き油あげは、外がカリカリで香ばしく、やみつきになりそうな1品。肘折で作っている豆腐を使用しているとのことでした。

そば処寿屋 公式ウェブサイト

カネヤマ商店地酒やおみやげ、食品、日用品を扱うカネヤマ商店では、日本酒の飲み比べができる『角打ち』が楽しめます。

お店の1角にある飲酒スペースで利き酒セットを注文すると、色々な種類の日本酒から3種類選ぶことができます。店員さんと相談しながら、旬のお酒や好みのお酒を選ぶのも楽しいです。

カネヤマ商店 公式ウェブサイト

【泊まる】

優心の宿観月銅山川が目の前にあるこちらの純和風な旅館は、上海からの常連様や台湾、香港からのお客様もいらっしゃり、訪日旅行客の方も安心です。

温泉は内風呂と肘折温泉街では珍しい展望露天風呂、別館には無料で貸切温泉もあります。肘折温泉の源泉は炭酸水が含まれており、すぐにポカポカ&すべすべ肌が期待できるでしょう。

お食事は肘折で取れた山菜や豆腐、山形名物の芋煮、山形牛などいろいろな食材が並ぶのが肘折流。夕食も朝食も豪華で大満足なこと間違いなし!!

旅館にはフリーWi-Fiもあり、お支払いもクレジットカードなどの利用が可能で、さらに2名以上の予約で、JR新庄駅から無料で送迎もしてくれるようですよ!なんとも旅行客に優しい宿。ここなら安心して過ごせそうですね。

優心の宿 観月 公式ウェブサイト

【買う】

肘折名物 ほていまんじゅう

カルデラ温泉館の天然炭酸水を配合した 、肘折カルデラサイダー

日本酒「肘折温泉」

湯の里 ひじおりの湯(入浴剤)

四ヶ村の棚田米

アクセス

東京から新幹線で行く場合

「東京駅」から山形新幹線に乗りJR「新庄駅」で下車。(約3時間30分の乗車)

JR新庄駅の外に出るとロータリー内にバス停があるので、村営バス『肘折ゆけむりライン 肘折温泉行き』に乗車します。バスの目印はこちら。

時刻表は日本語表記のみで、本数が少ないので事前に調べましょう。
待ち時間が多い方は、駅構内に待ち合いスペースあるので、ぜひ利用してみてください。
約60分乗車し、終点の『肘折温泉待合所』で下車します。

お支払いはあと払いで現金のみなので、帰りの分と合わせて用意しておきましょう。
片道600円で往復1200円ですが、事前に往復券を購入しておくと1100円で乗車することができるのでオススメです。詳しくは下記をご参考にしてください。

往復券購入詳細、時刻表を確認する

銀山温泉からタクシーで行く

観光地で人気の山形県銀山温泉からタクシーでもアクセスできます。タクシーで向かう場合のプランは、以下リンクからご確認ください。

銀山温泉からのアクセス(タクシー)

現地情報まとめ

✔︎小さい村なので現金を多めに持っていると安心

✔︎温泉街はフリーWi-fi有り

✔︎旅館の「手掘り洞窟温泉 松屋」にはベジタリアン対応の精進料理有り

✔︎12月〜3月は雪が降るので暖かい格好で向かいましょう

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