全土奪還支援の見直し検討か 米報道、防衛強化を議論

ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領(左)と会談したバイデン米大統領=9月、ワシントン(ロイター=共同)

 【キーウ共同】米ニュースサイト、ポリティコは28日までに、米欧の当局者が、ロシアに侵攻されるウクライナの全領土奪還を支援する方針の見直しを検討していると報じた。将来的な停戦交渉を念頭に、東部の防衛を強化する案を議論しているという。米欧の当局者の話として伝えた。

 ポリティコによると、米欧の当局者は、6月に始まった反転攻勢に加わった兵力を、ロシア軍との激戦が続く東部に移動させる案を議論している。ウクライナ北部のベラルーシ国境に要塞を築いたり、有刺鉄線を設けたりすることも話し合われているという。

© 一般社団法人共同通信社