アサヒビール6%賃上げ 24年春、前年上回る

ジョッキをイメージした「アサヒビールタワー」と、隣接するのは「炎のオブジェ」が屋上にある「スーパードライホール」

 アサヒビールは28日、2024年春に労働組合員の月収を約6%引き上げる方針を明らかにした。基本給を一律で引き上げるベースアップ(ベア)3%程度と定期昇給分を合わせて検討する。5%程度の賃上げだった前年を上回る。具体的な引き上げ幅は24年春闘で労働組合と協議する。

 ビール業界では、サントリーホールディングスが24年春に、月収ベースで7%程度の賃上げをすると発表している。連合は24年春闘で、ベアを3%以上とし、定期昇給分と合わせて5%以上の賃上げを求める方針を決定している。

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