【2023 MLB 好プレー&珍プレー④】大谷翔平の紳士的プレーを実況アナも称賛

MLBが「TOP 10 FUNNIEST MOMENTS OF 2023」で選出した珍プレー10選のなかで、今回は5位から1位のなかで気になるプレーを深掘りする。5位に選出された大谷翔平のプレーはお互いのリスペクトがうかがえる。

TOP 10 FUNNIEST MOMENTS OF 2023
1位 「今度は触ってないよ」 お騒がせファン
2位 レッドソックスファンの兄弟の悲喜こもごも
3位 ヤンキースのラジオ実況アナの災難
4位 ケビン・スミスが「ソーハンマー」を破壊
5位 大谷翔平の礼儀正しいタッチプレー
6位 試合中に巨大な飛行物が出現
7位 アドリス・ガルシアが打席で側転
8位 鈴木誠也がベンチで号泣!?
9位 スタンドで始まったホットドッグ早食い競争
10位 J・T・リアルミュートの投球素手キャッチ

5位にランクインしたのは、大谷翔平とアストロズの主軸の1人、カイル・タッカーによる微笑ましいプレーだった。そこにはお互いをリスペクトする気持ちがプレーに現れていた。

日本時間6月3日、今季初となる「1番・投手兼DH」で先発出場した大谷だが、5回までに3失点を喫する苦しいピッチング。6回に迎えたアストロズの攻撃で、先頭のタッカーは外角低めのスイーパーを引っ掛け、一塁線にボテボテのゴロを打つ。大谷はそのゴロを捕球すると、ライン上で両手を挙げて立ちふさがった。すると、タッカーは直前で立ち止まり、出した右手に大谷がグラブでそっとタッチしてアウトが成立。お互いのリスペクトによる紳士的なプレーを実況アナも称賛した。

というのも、同様のプレーは2022年5月のブルージェイズ戦でもあり、打者は大谷にタッチされることなくダグアウトに向かった。

また、タッカーも8月のガーディアンズ戦ではタッチをされることはなかった。

2位は現地時間6月18日の「父の日」にボストンで行われたヤンキースとのダブルヘッダー第1試合でのワンシーン。この日、家族で試合観戦に来ていたレッドソックスファン一家の近くに、ファウルボールが飛び込んできた。それを拾った観客の1人が一家の弟にプレゼントすると、その子はボールを受け取るやいなや、そのままグラウンドに投げ返してしまった。それを見て驚いたお兄ちゃんは悔しがり、泣き出す姿をカメラに捉えられた。弟の落ち込みと、兄のやるせない気持ちが交錯していたが、この話はここで終わりではなかった。

この光景を見ていたレポーターが、選手のサインボールとユニフォームを用意して兄弟にプレゼント。ハプニングはあったが、一転して一家にとって最高の「父の日」となった。

記録からは決して見えてこない珍プレーの数々。来シーズンはどんな珍プレーが飛び出すのだろうか。今から待ちきれない。

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