創設から30年を迎えたJリーグ。これまでの歴史で多くのクラブがそのタイトルを争い、高いレベルでのプレーを見せてきた。
今回はミハイロ・ペトロヴィッチ監督や森保一監督の下で黄金期を迎えたサンフレッチェ広島の「最強外国人選手」を5人特集する。
イワン・ハシェック
生年月日:1963年9月6日
1994年にサンフレッチェ広島へと加入したチェコスロバキア代表MF。名門スパルタ・プラハやフランスリーグのストラスブールで活躍した名選手で、30歳と脂が乗った年齢でJリーグへとやってきた。
同胞だったパヴェル・チェルニーが所属していたこともあってかすぐにJリーグへフィットし、高木琢也らとともに強力な攻撃陣を形成。1年目に19ゴール、2年目に11ゴールを決める活躍を見せ、1996年にはジェフ市原でも主力の一人となった。
ウェズレイ
生年月日:1972年4月19日
名古屋グランパスでも活躍したブラジル人ストライカー。重戦車のような突進、キャノン砲のようなシュート、正確無比のフリーキックで知られた点取り屋であった。
名古屋を離れたあとにブラジルへと戻っていたが、2006年にアトレチコ・ミネイロからのローンでサンフレッチェ広島に加入。佐藤寿人と組んだ前線はJリーグ屈指の破壊力を発揮し、1年目は16ゴール、2年目は17ゴールと素晴らしい成績を残している。
ミハエル・ミキッチ
生年月日:1980年1月6日
特にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いたサンフレッチェ広島で「右サイドの稲妻」のような破壊力を見せたクロアチア人ウインガー。ディナモ・ザグレブから2009年にJリーグへと移籍してきた。
プレースタイル上怪我も多かったものの、タッチライン際を圧倒的なスピードで駆け上がるプレーで存在感を見せ続け、サンフレッチェ広島では2009年から2017年まで9シーズンに渡って所属した。
ドウグラス
生年月日:1987年12月30日
日本で長くプレーしたストライカーのドウグラス。2010年に徳島ヴォルティスでJリーグにデビューし、京都サンガFCへの期限付き移籍を経てサンフレッチェ広島へと加入した。
それまでは決して得点を量産するタイプではないようにも見えていたが、広島加入後は33試合で21ゴールと大ブレイク。得点ランキング2位につけてJリーグベストイレブンに選ばれ、その後UAEのアル・アインへと引き抜かれていった。
ピーター・ウタカ
生年月日:1984年2月12日
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39歳になった現在もヴァンフォーレ甲府で現役を続けているピーター・ウタカ。2015年に中国から清水エスパルスに加入し、2016年にサンフレッチェ広島へ期限付き移籍。中東へ去ったドウグラスの後釜を任された。
そして1シーズンで33試合19ゴールという結果を残し、J1得点王に輝いて大きな注目を集めた。次のシーズンには広島が買い取った上でFC東京へと期限付き移籍している。