香港警察、周庭氏逮捕の方針 期日までに出頭せず事実上亡命

周庭氏(ロイター=共同)

 【香港共同】香港警察は、留学先のカナダで事実上の亡命の意思を示した民主活動家、周庭氏が決められた期日までに香港警察に出頭せず保釈条件を破ったとして、全力を挙げて逮捕する方針を示した。香港メディアが28日報じた。留学に際し、警察は没収したパスポートを返還する条件として定期的に出頭することを求めていた。

 周氏は2020年8月、香港への制裁を外国政府に訴えたことを問題視され、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕された。保釈されたが、同罪で起訴される可能性が残っていた。

 香港メディアによると、警察当局者は「処罰を恐れて行方をくらます恥ずべき行為だ」と周氏を非難した。

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